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日常的郷愁メドレー(歌詞まとめ)

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早いとこ曲をつけてあげたい
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[トーキョー広場]

知らないから怖くない 考え違いをしてた 冬まで種を植えてたら まるでキリが無いだろ 変わらないと言ったって あの頃は君の方が 呆れたんじゃないか どうか守ってろよ 僕は君を殺さない というのも昨日だったのさ 神さまの詩を読んだ サルの腰掛で 風のフロウで僕の坊主まで 枯れ葉だらけ 「最後にキスをしよう」水風船を投げつけて 乾いて消えた セミも鳴きやんじまった 街の広場に白いバラ 君の涙も知らんぷり そうやって造ったんだ 忘れたの? 季節が変わっても 僕はもう壊さない 決し

[次の予定]

寝ても覚めても叶わない 声には出せてもわからない 見わたす限りの夕暮れは 確かに綺麗だけれど このまま君のすぐとなり 数えてしまえば儚い だから笑ってみせたんだ 少し困らせたかもしれない 願えば願うだけ遠く離れて 憂えば憂うように怖くなる もう少し近くにいて 次の予定だけ教えてよ 祝祭だけで視界満たしてよ じゃなきゃ僕は 好きな君が 見たくなくて目をつぶってしまう 次の約束だけ決めておこう 重ねた数かたちを知らないままで 朽ち果てて 崩れたなら その日だけでいいよ 永遠

[月が半分輝くとき]

往復10分のラブソングは いつも空へとすり抜けてしまう だから私の耳の奥まで 君が代わりに届けてよ ちゃんとしすぎても それで世界も 応えてくれるわけじゃなくて だから私のもう半分は 君がいいな ずっと 月が半分輝く夜に 街灯りの群れをかわして 月が半分輝く夜の どこにも君はいない ひとりとひとりがそれだけで 嬉しくって抱き合えたなら それで憎しいことも最初から ふたりの物って知ってるの 往復10分のラブソングは よいを隠してしまいます やがて直ると知っているから 三

[楽園]

雲の向こうに瓦解を秘める摩天楼 あなた宛て、下界に散るバベルの塔 手元のことばかりわからなくなる 足跡の傷も知っているのに 証が欲しくて例え話を当てつけた ひとりがさびしくて確かな木立にすがった ただひとつの心が初めて分かたれるとき 宇宙も2つに割れる、そして揺らぎだす It's neverland 楽園が似合う下手くそな笑顔 うみだした血みどろ、僕の色を混ぜて 証人と名乗りを声高に上げた 郷里に背いた大鳥の姿 天蓋に願って 遠雷の呼び声 幻聴のように 小部屋じゅう、響

[甘味料]

本当のことだよ 本当なんだ しばらく一休みしよう 僕が傷をつけるから 癒やしておいで 全部知ってる神様は いったい何をしてるんだろうね 読み違えたなら感情は 鳥獣戯画のようなもの チック病まいも斜視の気も 患わずに僕はむしろ 何を言い当てられる? 何を見つけられる? 怖がるだけ無駄だよ 怖がってるうちは お人形遊びをしよう 僕が好きに弄るから 君も弄れば? カーテンを閉じきって 人工島に居候 シャンペンと偽って 小中の夢に溺れてる 丹田辺り締められて 惹かれた帰るを繰り

[青天の霹靂]

それはきっと青天の霹靂 息の長い出会いに浸るとき 四季の中でいま芽生えた命 世界樹に座っている 太陽の姿を誰も知らない 僕だって永遠を名乗りたい 歓声は浴びるものであるように 花道が続いている だから どうか踊り続けて 稲妻にも負けないで 青天にいつでも 浮かんでいて 太陽にも歯向かって 青天を貫くような 一瞬を見せて それはまるで青天の霹靂 残像がリフレインする稲光 堅牢なニューロン奥で捕らえて 煙たい砂辺が暴れてる そして誰もが死に絶えた夜に 呪文を紡ぐ音色ただ独

[天の川]

俺の左腕を這い回る 青い色した静脈血管 順繰り堂々巡りの果てに 人知れず消えてゆくんだな 為替相場に乗せられて すっかり有頂天の百万ドルも 金は天下の回りものなんて 世知辛いことを言うんだな 理屈の話とかじゃなくて 俺はアンタに訊いてるんだ 一緒にならないか 天の川の伝説のように 必然だったみたいに 四ヶ月かそこらの命に 比べて家主は曖昧な 記憶に沿った名付けごっこを やめられないでいるんだな 顔も忘れた観覧券が 千切れてそして埋もれてる 最新作を積み上げた俺は 一安

[師走(ランニング・オン・北摂)]

空高く 都市型交通 等高線を狂わせてゆきます 大荷物 師走の北摂 帰路が嬉しいこの頃です 背を向けて 前面展望 特別席に座り込めば ハイソなハイツ バストイレ別 最低限度の文化住宅 並ぶ 近所を師走が駆けてゆきますが 丁稚奉公 暇が欲しい気分 宴も酣と言いますが 皆 手元を 請求書を案じている あの娘との交渉決裂 かれこれ丸一年が経ちます ずるずると春夏秋冬 お日様にも愛想を尽かされている 背を丸めて 想像療法 小さな決意の改札口も 後始末 一晩で済ます 有線放送も切

[函館山]

ソトのソトには母なる海が ウチでカカアが待っている 蝦夷梅雨時は出船汽笛の 香りを浴びて静かな季節 七つの星も連なる夜だ 山を登って見に行こう 僕のふるさと 少し寒そうに 君は頷いてチケット握る 時を超えて 空を超えて 何をおいても見逃せないさ 函館山 海を越えたの 山を越えたの? 行きはよいよい 登るがいいさ 函館山 船頭親父は見栄っ張り あれやこれやと奢って歩く 静かな嫁を困らせている 居ても居なくなっても 今でも ひとつ目星を探してみたら あれもこれも滲んでしま

[終雪雫(ついゆきしずく)]

長い恋もあった 短い愛もあった 手のひらには今 何も無い 深い混ざりを泳いだ 浅い淀みに立った 小さな漆塗は 空っぽのまま 「辛いときにはおいで」と 言ってくれた言葉は 永遠にも似た一瞬の 終雪雫 聡いあなたを知ってから 愚かな僕の身体には 凍てついていた罅が 痛みとなった 赭、木賊に交わる 暗闇の時間を 永遠にも似せて 綴じてくれたなら 凍てついていた罅は 痛みとなった 永遠にも似た一瞬の 終雪雫 長い恋もあった 短い愛もあった 手のひらには今 終雪雫

[置き土産]

疲れ切った体投げ出して、睥睨 昨日までそこには何も無かったんだろ まるで遺体は隠してある、ような顔で 今を奪われたとでも言いたいんだろ 最大のエロティックは言葉に宿るのだから つまり誰も彼も言わなければいいことだ そう気づいた 殊 口に生まれた俺は シンボライズを手懐けるほど殊勝にもなく 嘆く 叫ぶ 時に 愛しいことは殺意の手腕と思う 意地を張り当てる時に 思えばその顔 薄れゆけ そうさ あんたは完璧だ 殺してやりたいよ そうね あんたは終点だ だから今 行先を迷ってる

[優煙家]

僕は全然嗜まないが 10年やってるようにハマった リンと煙がむせて返って 甘ったるさがほろ苦い 実は絶対見せられないが 生まれてはじめて見つけたんだ 懐かしいつぶて 元に灯り 灰の色した金縛り だけど黙り込んだら 咳き込んでしまうから どうして?全部、信じてほしいのに 口を離れたら溶けてゆく もっと見してよ もっと見してよ もっと 物は一個も試してないが 音が響いて教えてくれた 君が一本分けてくれた 意味がちょっとだけ分かった 実は絶対見せられないが 生まれたまま

[アボカドの季節]

「へぇ、アボカドって、色んな季節に収穫されるんだ」 「そうなんです」 みかんとりんごを並べておいて 冬のこたつに みかんだよな みかんとりんごを並べておいて どっちも結局 美味しいんだな 21世紀のニュートン力学 アボカドみたいに甘くまろやか にわか 足元に落ちてこっちを見てる だけど僕は未だにさわれないでいる 悲しい金縛りなんて知らない 風が流れてゆく方なんて見てない 変わることを怖がる暇などなくて だけど僕は二の足を踏んで仕方ない 凍える季節なんて知らない、そんな

[結びの島]

これから話す言葉は アンタと会うより ずっと前 結びの島 青空と曇天を 海辺と山際を 船出の卵の親鳥は 高い高いと東を示す あの頃 僕は何を知っていて 頂きを盲信 目指したのだろう トタンの威容が 僕の都市 もし見下ろせたなら鳳の形 荒城は月を浮かべて 一体最初に何があった 何が起こったのかと 呼び起こす 思わせぶりだ 永遠に愛する人よ アンタと会うより ずっと前 結びの島 誕生と出発と 祝祭と送り人 アンタのことは問われても 島の誰にも教えない きっと食われてし