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目が覚める 前途多難な俺は 千のプランとお前が 操り糸のように お前は気まぐれだから 時間は手厳しいから 千のプランは実を結ばず 千のプランは実を結ばず 頼りない予報通り 蝶が羽ばたくままに 日々のこと 全部丸めて俺は 千のプランとお前が 繋がる様を編む 夜が逃げる レム段階の時間は 千のプランでお前が 跨る夢を見る お前は気まぐれだから 寝覚めは忙しないから 千のプランは実を結ばず 千のプランは実を結ばず 祈りながら扉を俺は出るけれど 女神を降りて また昇ってし
樹皮が剥がれて 新世代の声 天使のように噂話 同じ色のニット 短い君の叫びに 酔いしれていく 邦なんか 破れて久しい 短い春の続きに 委ねている やっと僕が始まる やっと僕が始まる せな泥だらけ 飾りの背骨 牝馬のようにしなやか けやき色の鮮やか 凍える蒙古の風 独りで果たして喜べるのか 寂れた蒙古の民 独りで果たして喜べるのか 聡い君の企みに 酔いしれている 邦なんか 破れて久しい 短い春の続きに なに、じきに見える やっと僕が始まる やっと僕が始まる 隅と思い込
動け 動けよ 結びついては すぐにポイ捨て 死んでも輪廻を信ぜど 大層な 映像が 老女のアンタの言語は焦りに満ちていて 言い返してみろよ デモとか言って 汚い 色彩 感覚の肩を持つならば39 自尊依存は卵の割れ方一個 その調子 洋上に船 オリエントの杖まで離せないで 石の転がるまま 苔も知らないまま 今日とは惨状で オートの催淫性 記憶以外 忘らんないね もうこないからね 安らかに眠れ 天井で飛んで いつかは成功例 健康面 平行線 高みの見物客から急傾斜 小五の頃から
桜色のラトルアンドハム 晩秋に狂い咲く 轍が広かったなら 故郷の駅まで行けたのに 君の住む街 僕の好きな街 同じ駅から同じ街 同じなのはつまりは風で つまりは 昨日違う街になった 僕の好きな街 君の足取りを軽くなぞれば 歴史の陰りだって はじける 今日は瞳で香りを聴いて 風は甘くて 飴がこそばす 行けたのに 行かないのはなぜ? 君は強いな 僕はなんだか 大樹を嫌って 逃げたい気分 つまりは 誰かを追い出した 僕の好きな街 君の足取りを軽くなぞれば 歴史の陰りだって はじ
沈没の船上 不揃いな木目調 冷や水浴びて いのちが戻ってゆくよ 失楽に心臓 ハードランディング空母 夢見にこじれた 思慮の裏面相 穴を塞げずにいるよ 穴を塞げずにいるよ 穴を塞げずに 僕は 感情 メモ帳を破る しめりけ 貼りつけたら、間に合ったの? 天罰の構造 陰陽と繋いでる 冷や水浴びて 強がりの江戸っ子 並行に愛憎 コードレスなお説教 夢見を選んで ご都合のトレード 穴は塞がずにゆこう 穴は塞がずにゆこう 穴は塞がずに 僕の たましい、かなしみ、かえる 択一 貼りつけた
君の郷愁で 瞳が潤むとき 映ってる ぼやけてる いるのは誰 浜の景色は いつもと同じ にごった泡波と かぐわしい 風 溢れんばかりの 拍手を浴びて 足りなくて やがて 泣き出す 僕は代わりに 誰かの代わりに おめかしをしている 君が代わりに 浜に誘えば サワガニと遊んでいるよ 潮が引いて 誰かが消えたら 教えてくれないか そんな日は およそ 見えないけれど サワガニと遊んでいるよ 君の郷愁が 僕をはじき出すとき 分かってる それでも 岩のとなりで 遠くの潮目を 数えて
知らないから怖くない 考え違いをしてた 冬まで種を植えてたら まるでキリが無いだろ 変わらないと言ったって あの頃は君の方が 呆れたんじゃないか どうか守ってろよ 僕は君を殺さない というのも昨日だったのさ 神さまの詩を読んだ サルの腰掛で 風のフロウで僕の坊主まで 枯れ葉だらけ 「最後にキスをしよう」水風船を投げつけて 乾いて消えた セミも鳴きやんじまった 街の広場に白いバラ 君の涙も知らんぷり そうやって造ったんだ 忘れたの? 季節が変わっても 僕はもう壊さない 決し
寝ても覚めても叶わない 声には出せてもわからない 見わたす限りの夕暮れは 確かに綺麗だけれど このまま君のすぐとなり 数えてしまえば儚い だから笑ってみせたんだ 少し困らせたかもしれない 願えば願うだけ遠く離れて 憂えば憂うように怖くなる もう少し近くにいて 次の予定だけ教えてよ 祝祭だけで視界満たしてよ じゃなきゃ僕は 好きな君が 見たくなくて目をつぶってしまう 次の約束だけ決めておこう 重ねた数かたちを知らないままで 朽ち果てて 崩れたなら その日だけでいいよ 永遠
往復10分のラブソングは いつも空へとすり抜けてしまう だから私の耳の奥まで 君が代わりに届けてよ ちゃんとしすぎても それで世界も 応えてくれるわけじゃなくて だから私のもう半分は 君がいいな ずっと 月が半分輝く夜に 街灯りの群れをかわして 月が半分輝く夜の どこにも君はいない ひとりとひとりがそれだけで 嬉しくって抱き合えたなら それで憎しいことも最初から ふたりの物って知ってるの 往復10分のラブソングは よいを隠してしまいます やがて直ると知っているから 三
雲の向こうに瓦解を秘める摩天楼 あなた宛て、下界に散るバベルの塔 手元のことばかりわからなくなる 足跡の傷も知っているのに 証が欲しくて例え話を当てつけた ひとりがさびしくて確かな木立にすがった ただひとつの心が初めて分かたれるとき 宇宙も2つに割れる、そして揺らぎだす It's neverland 楽園が似合う下手くそな笑顔 うみだした血みどろ、僕の色を混ぜて 証人と名乗りを声高に上げた 郷里に背いた大鳥の姿 天蓋に願って 遠雷の呼び声 幻聴のように 小部屋じゅう、響
本当のことだよ 本当なんだ しばらく一休みしよう 僕が傷をつけるから 癒やしておいで 全部知ってる神様は いったい何をしてるんだろうね 読み違えたなら感情は 鳥獣戯画のようなもの チック病まいも斜視の気も 患わずに僕はむしろ 何を言い当てられる? 何を見つけられる? 怖がるだけ無駄だよ 怖がってるうちは お人形遊びをしよう 僕が好きに弄るから 君も弄れば? カーテンを閉じきって 人工島に居候 シャンペンと偽って 小中の夢に溺れてる 丹田辺り締められて 惹かれた帰るを繰り
それはきっと青天の霹靂 息の長い出会いに浸るとき 四季の中でいま芽生えた命 世界樹に座っている 太陽の姿を誰も知らない 僕だって永遠を名乗りたい 歓声は浴びるものであるように 花道が続いている だから どうか踊り続けて 稲妻にも負けないで 青天にいつでも 浮かんでいて 太陽にも歯向かって 青天を貫くような 一瞬を見せて それはまるで青天の霹靂 残像がリフレインする稲光 堅牢なニューロン奥で捕らえて 煙たい砂辺が暴れてる そして誰もが死に絶えた夜に 呪文を紡ぐ音色ただ独
俺の左腕を這い回る 青い色した静脈血管 順繰り堂々巡りの果てに 人知れず消えてゆくんだな 為替相場に乗せられて すっかり有頂天の百万ドルも 金は天下の回りものなんて 世知辛いことを言うんだな 理屈の話とかじゃなくて 俺はアンタに訊いてるんだ 一緒にならないか 天の川の伝説のように 必然だったみたいに 四ヶ月かそこらの命に 比べて家主は曖昧な 記憶に沿った名付けごっこを やめられないでいるんだな 顔も忘れた観覧券が 千切れてそして埋もれてる 最新作を積み上げた俺は 一安
空高く 都市型交通 等高線を狂わせてゆきます 大荷物 師走の北摂 帰路が嬉しいこの頃です 背を向けて 前面展望 特別席に座り込めば ハイソなハイツ バストイレ別 最低限度の文化住宅 並ぶ 近所を師走が駆けてゆきますが 丁稚奉公 暇が欲しい気分 宴も酣と言いますが 皆 手元を 請求書を案じている あの娘との交渉決裂 かれこれ丸一年が経ちます ずるずると春夏秋冬 お日様にも愛想を尽かされている 背を丸めて 想像療法 小さな決意の改札口も 後始末 一晩で済ます 有線放送も切