[43]

新しい日が始まる
古いパンをかじる
生まれる細胞の感覚
死に至るまで巡りに巡る
時の流れを独占しよう
天と地との唄、ラララ

空を眺めて遍あまねく
スターレディの骸が動く
語らいは不意に止まる
酩酊を覚え次第、思わず
現うつつの歓喜も忘れられる
君と僕との唄、ラララ

深く君の魂の行く
先を振り切って僕は帰る
縛りつければシミついて挙げ句
からかい倒したあと解ほどける

終わりの在り処を問えば
さあね

雫が僕を経て落ちる
スチームよりも白く昇る
生まれる最高の感覚
萌ゆる春先と比べる
アジアが纏うモンスーン
石と薔薇の技、ラララ

昼は嫌いとはだける
器にて交われば二色にいる
異教の呪まじないに重なる
良いとこ知っててねって一縷
授かる息の長い悪夢
君と僕の姿

歌う君の声の孤独
聞こえるうちに僕は帰る
君が微笑む未来の怒涛
景色を思って泣く

いつかの恋と問えば
さあね

夢から叫んで遠く
現うつつに届かず僕は帰る
解答文を結んで挙げ句
目覚めれば結論より解ほどける

天も君も嘘？まさか

終わりの在り処を問えば
さあね　じゃあね　ラララ