マガジンのカバー画像

日本の旅エッセイ

40
国内旅エッセイの集積。
運営しているクリエイター

記事一覧

初の旅エッセイ集『旅の空から降ってきた』、販売を開始しました!

本日12月24日、僕にとって初めての旅エッセイ集『旅の空から降ってきた』の予約販売を開始しま…

手塚 大貴
1か月前
66

ほんの近くの街で、新しくまっさらな旅を

たとえば、異国へ旅に出て、どこか見知らぬ街を歩いているとき、ふと思う。 いま、人生で初め…

手塚 大貴
1年前
47

たったひとつの、特別な街。祖母の面影に会う神戸の旅

神奈川県の海に近い街に生まれ、そこで育ち、いまも暮らす僕にとって、自分と縁のある街という…

手塚 大貴
1年前
73

旅先の一歩も、幸せな気持ちになれる方へ

旅もまた、あらゆる「選択」の連続だと思う。 どこへ旅に出よう……? という選択から始まっ…

手塚 大貴
1年前
78

ひとり旅の夜、食事するときの心地良さについて

つい先日、岩手県をひとりで旅したときのことだった。 水沢という町のホテルに泊まり、その夜…

手塚 大貴
1年前
58

福岡市に住むことが、僕の「夢」になるかもしれない

日常と非日常を、ゆるやかに行き来するような暮らしをしてみたい。 そう思うようになったのは…

手塚 大貴
2年前
43

一人旅が「鏡」だとしたら

一人旅が好き、なんて言いながら、ちょっと情けない話なのだけど、一人旅をしていると、たまにこんなことがある。 夜、夕食を食べるために、街へ出る。 スマホでお店を検索することもあれば、街中をふらふら歩きながらお店を探すこともある。そうして、美味しい料理が食べられそうで、雰囲気も良くて、ここならきっと間違いないと思えるお店を見つける。 しかし、そのお店の前まで行くと、僕はぱたりと足を止めてしまう。 なんとなく、一人でお店へ入ることに躊躇してしまうからだ。 理由はいろいろで

非日常から日常への旅。東京行き「サンライズ瀬戸」に乗って

香川県で讃岐うどんのお店を巡った帰り、寝台特急の「サンライズ瀬戸」に乗った。 実は、香川…

手塚 大貴
2年前
61

私的「讃岐・超ディープうどん紀行」をしてみたら

村上春樹のエッセイに、「讃岐・超ディープうどん紀行」なる紀行文がある。 香川県のうどん屋…

手塚 大貴
2年前
248

屋久島の旅が教えてくれた、「自分らしい旅」をするヒント

これからはもっと、「自分らしい旅」をしていきたい。 でも、はたして「自分らしい旅」ってな…

手塚 大貴
2年前
34

成田空港から飛び立つのが好き、という話

成田空港が好きだ。 とくに海外へ旅に出るとき、成田から飛び立つのが好きだ。 行き先がヨー…

手塚 大貴
2年前
52

世界のどこかに、自分とぴったり波長の合う町がある

自分と波長の合う人がどこかにいるように、旅に出ると、自分と波長の合う町に出会うことがある…

手塚 大貴
2年前
80

日本をめぐる旅が紡いでくれたもの

柔らかい日差しに恵まれた3月、新潟県の佐渡を旅してきた。 それは僕にとって、この1年続けて…

手塚 大貴
2年前
28

いつもと違う青空と、旅の幸せ。

旅をしていて、1番幸せを感じるのはどんなときだろう、と考えてみる。 知らない町を歩いてるとき? 美味しいものを食べてるとき? 優しい人と出会えたとき? ちょっと迷うけれど、いまの僕が1番幸せを感じるのは、こんなときだ。 ……朝、ホテルのベッドで目を覚ます。 まだ少し眠い目で、ふと部屋の窓を見上げると、その向こうに、いつもと違う青空が広がっている。 それに気づいたとき、「旅の幸せ」に包まれていく。 この冬、札幌のホテルで目を覚ましたのは、朝9時だった。 9時という