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【イベントレポート】 雪国名物”かまくら”で日本酒を語らナイト

人肌恋しい冬のある日、NIPPON TABERU TIMESと山形県小国町が主催するイベントが開催されました。その名も「雪国名物”かまくら”で日本酒を語らナイト」

漬物作り体験と、酒米農家さんによる日本酒トークで、小国町の冬を丸ごと体験できます。雪国の楽しみ方は人それぞれ。このイベントも雪国の魅力やあなただけの楽しみ方を見つけるきっかけになるかも。普段は知らない日本酒とお米の話に、大盛り上がりな2時間でした。

書き手:岩田 なつこ

雪国からやってきたゲスト

イベントの前半は講師の先生をお呼びし、漬物作りにチャレンジ。後半は酒米農家さんをお呼びし、日本酒の原料となる酒米についてお話ししてもらいました。

高橋喜美恵さん
50歳で会社を退職し、漬物づくりに取り組んでいます。畑を耕し、作物を植え、収穫し、加工する工程をすべて自分で行い、野菜本来の味と食感が楽しめる漬物は大人気。

井上昌樹さん
山形県小国町出身。平成5年に、町内の基督教独立学園高等学校を卒業。その後、山形県立農業大学校、農林水産省農業者大学校で農業経営について学び、平成11年に小国町で就農。18haもの広大な農地で水稲(食用米、酒米)を栽培するほか、ストック・トルコギキョウ・ハボタンなど観賞用の花きも栽培しています。農協への系統出荷の他に、花き類については直売を行なっています。酒米は、小国町唯一の酒蔵「野沢酒造」の看板銘柄「羽前桜川」に使用されています。

舞台は白い森の国、山形県小国町

 先ずはイベントの舞台、山形県小国町の紹介から。参加者の中には知らなかったという方もちらほら。小国町は東京23区分の広さをほこるものの、その約90%が森林で北と南には雄大な山並みが広がります。代表的な食べ物はきのこ、わらび、日本酒など。なんとわらびは日本の50%のシェアを占めています。

雪国の保存食、おばあちゃんの漬物

講師の高橋喜美恵さんは小国町で漬物をつけ始めて15年。

今回教えていただいたのは大根ですが、夏はナス、秋は青菜、冬は白菜のように季節ごとの野菜の漬物を作っています。

冬の間、雪に閉ざされる小国町では、「自分で食べるものは自分で作って漬けて食べる」が習慣。漬物は冷蔵庫で保管すれば2週間は保存できます。漬物には、貴重な野菜を長く食べ続けるための雪国の工夫が凝らされているのです。

〜用意するもの〜

大根1本 中ザラ糖150g  お酢30cc 味どうらくの里(めんつゆで代用可)150cc 

南蛮 適量 ポリ袋2枚 ボウル

〜作り方〜

1.大根を洗う2.皮ごとぶっかく3.袋に大根を入れる4.3の袋に大根を全部入れる5.空気を抜いて縛る6.袋のままボウルに入れる7.重りをのせる8.冷蔵庫で一晩おいたら完成

喜美恵さん秘伝のレシピをもとに、参加者も漬物作りにチャレンジ。

おつまみの用意ができたら、次はかまくらで日本酒を味わいましょう!

雪国名物かまくらへ移動して日本酒トーク!と思いきや

当日は雪が降っていたものの、ここ数日の雨と日差し気温が上がり雨によってなんとかまくらは虚しく崩壊。ちなみに主催者は3日間かけてかまくらを作っていたようです。

農家に学ぶ、日本酒と酒米の話。

気をとりなおしてゲストの酒米農家、井上昌紀さんをご紹介。

「みなさん日本酒の準備はよろしいでしょうか?」

昌樹さんの掛け声とともに日本酒トーク、スタートです。

参加者の元に届いたのは、5種類のお酒。その中でも野沢酒造「桜川」には昌樹さんの酒米が100%使用されています。

香り酵母を使用せず、お酒本来の香りを楽しめるのが「桜川」の大きな特徴です。

日本酒や酒米のことが農家さんから直接聞けるのは珍しい機会。昌樹さんからの解説に加え、参加者からも続々と質問が飛び交いました。

時間はあっと今に過ぎ、イベントも終了の時刻。

「オンライン飲み会は初めてだったので新鮮でした」

「お漬物作りが楽しかった。オンラインだけど、体験型のコンテンツあったのは面白かった!」

「酒米農家の方のお話をおうかがいできたのがとても楽しかったです。時間が足りないくらいでした」

と、皆さんまだまだ話が尽きない様子。続きはぜひ小国町で!

雪国の冬の楽しみ方

漬物や日本酒が好きでも、その原料や作り方のことまでは知らない人も多かったはず。おばあちゃんの漬物をつまみに、作り手の声を聞きながら日本酒を飲む。雪国でしか味わえない、とっておきのひと時でした。

※この記事は2021年3月に作成されたものです

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