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写真について

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#役者ポートレート

【2024年4月版】撮影料金のお知らせ

初めましての方は初めまして。 いつもお世話になっている方には、感謝の限り。 どうも、あさぎです。 「風景のように、スナップのように、小説のように、人を撮る」と掲げ、ポートレートを撮り続けて3年が経過しました。 昨年は写真展へ出展するなど、活動の幅を広げる1年であり、その技術にも自信を付けた年でもありました。 お力添え頂いた皆様のおかげです。 昨年から本格的に有償でのポートレート撮影を承って参りました。 プランを作り運用していたのですが、さらなるステップアップを目指し、この

写真展UNTITLED2023展示作品「自己愛」紹介・解説

12/4に掲載した記事の続きです。 写真展に展示した四葉、そして設置したブックについてのご紹介と解説です。 併せて私の備忘録。 まだご覧いただいてない方は、前回記事も併せて読むと幸せになります。 全体の構成今回は四葉を展示しました。 これまで40名ほど撮影をさせていただきましたが、その中でも自分のターニングポイントとなった方を、僭越ながら選んでおります。 〇テーマ「自己愛」 全体のテーマとしては1年3カ月で12本の記事を書いた『表現の自由研究』をもとにしています。 連載

「自分の一葉と一緒に旅をしているような空間でした」|写真展UNTITLED2023に参加して

去る11月24日から26日の3日間、グループ写真展『UNTITLED 2023』に参加しておりました。 私にとって正式な写真展への初出展と相成りました。 何もかも初めてづくしの中で、数々の失敗と、新たな挑戦に対する熱量やアイデアを得た日々の記録です。 写真に限らずクリエイティブを楽しむ方に、ヒントをご提供できるよう、そして自分の備忘録として書いてみます。 作品の紹介や解説については、後日別途記事を投稿いたしますのでお楽しみに。 この記事が「先週特にスキを集めたアート記事

「じゃないレンズ」で撮る写真が好き

レンズ。 それは「沼」と称される”場”を形成してしまう呪物。 あるものはレンズに溺れ、またあるものはレンズに身を亡ぼす。 …冗談は置いといて。 写真において、レンズが果たす役割は無視できません。 なんせ光を記録する媒体ですので、その光を屈折・通過させる機構が無視できるはずないのです。 すると「どのレンズが最適か」という議論が後を絶ちません。 私が撮っているポートレートやプロレスの界隈でも、定番とされるスペックや型番について語られているのです。 今回はポートレート界隈のは

「カフカ的不条理」|写真に写る人・撮る人の関係性の鎖

注)真面目に不真面目する記事です。 まったくもって不条理で、非現実的で、解決の糸口もなく、ただただ不幸に身を委ねるしかない。 カフカの作品は、そんな物語。 ふと。 私にも、似たような不条理が。 自らの選択でなく、逃れようがないというか逃れるべきでないというか。 今回は「写真に写る人・撮る人の関係性」に「カフカ的不条理」を、そして「作者の気持ち」を見たお話し。 ちなみにですが、カフカ作品に対する深い考証を持った人間ではないので、お遊びの言論としてお楽しみください。 「モ

安心してください。モデルのあなたに期待していません。いい意味で。

期待というのは往々にして裏切られるものです。 思い通りに進まないから。 期待が膨らんでる状態は、ある意味幸福です。 夢見心地ですからね。 期待が結実したあとのことを考えるだけで、生きている喜びを実感できることでしょう。 私も期待します。 6億円くらいまとまったお金が非課税で振り込まれないかなーとか。 実力も実績もある役者さんから声掛からないかなーとか。 1カ月のスケジュールがポートレートの依頼で埋まってほしいなーとか。 現実的なところで、いい写真撮りたいという期待・希望

「せっかく撮ってもらうから」が私を救う

せっかく撮ってもらうから、美容院行ってきました せっかく撮ってもらうから、ネイル新しくしてきました せっかく撮ってもらうから、新しい服着てみました この言葉は、私を救う魔法の言葉です。 撮影への期待度は見えにくい私はネガティブ思考が強い人間でして。 まぁ大体は認知の歪みから来ているのですが。 ポートレートを撮る約束を付けたとしても、(自分だけが楽しみなんじゃなかろうか…)と不安になることもしばしば。 役者さんとはチャットで連絡を取っていまして。 当日の流れとか概要が

やめます。写真で賞を目指すこと。

この投稿でnote100週連続投稿達成となります。 ですがハッピーな記事は木曜日に回して、先にネガティブ志向な記事を書くことにしました。 これは主に、すでにお付き合いのある役者さん、そしてこれからご依頼を考えている役者さんに向けての記事であり。 あとから自分の考えを見直すにあたっての記事でもあります。 写真には賞や認定というものがあるご存じの方もいるかと思いますが、写真には賞があります。 国や地方自治体が主催のものもあれば、民間団体が主催のものもあります。 一般に写真家

趣味が高じて集めちゃった撮影の小道具たちを見ていってほしい(2022.12.29更新)

どうも、役者ポートレートのたかはしです。 今回は調子に乗って集めてしまった小道具たちをご紹介。 かつモデルさんに見てもらうためのカタログにできたらなぁと思ってます。 ・撮影依頼のリクエストに ・小道具の参考情報として ・違った角度からインテリアを探したい そんな方に響いたら嬉しいです👍 造花(1輪)バラ(赤) バラ(ピンク) ツバキ(赤) ツバキ(ピンク) ピオニー(ピンク) サクラの花びら バラの花びら 造花(ブーケ)レース カントリー調 季節もの

「写真を売る」の意識の違いにハートブレイク、『ロッポンギの空に』した

映画『ショーシャンクの空に』。 テレビで放映される1週間くらい前にアマプラで見てしまいました。 どうも、たかはしです。 書きためていた記事はあったのですが、この連休中のできごとをしたためたくなってしまい。。。 構成を考えてたら投稿当日の22時を回っております。 不思議ですね。 先日、コンテンポラリーアートの写真展に行ってまいりました。 うけた衝撃に、台風が迫るロッポンギの空を仰いだ話です。 ※少々ネガティブな要素を含む記事になるので、どの写真展かは記載を控えます。 写

「髪切ったから撮って」くらい軽率に誘えるポトレ撮り。そういうものに、わたしはなりたい。

雨には負けませんでした。 しかし風で花火ができず、睡眠不足でフラフラしてた8月下旬でした。 どうも、たかはしです。 ちょいちょいTwitterで、ポートレート撮影依頼の募集をしております。 ターゲットは役者さんなのですが、「興味はあっても、いざ依頼するのはハードル高い…」みたいな方が多い印象を持っています。 分かります。 私だって新しいこと始めるとき、誰かに頼むとなると気が引けますから。 しかしポートレートは1回撮ってしまえば、あとはノリで撮りに行けるものなのです。 飲食

「新たな表現手法と体験」を提供する写真|こんな役者ポートレートを撮りたい

どうも、プロレスとか役者さんポートレートを撮っているたかはしです。 役者さんを撮り始めて1年半。 ご依頼での撮影、舞台のブロマイド撮影やプロモーションにも携わるようになり、ありがたい限りの活動をさせていただいています。 しかし、未経験や経験の浅い方が、思い切って撮影依頼をするのはハードルが高いのだと感じております。 そこで「未経験でも大丈夫」というテーマで、撮影のイメージをお伝えしようと思います。。 撮影コンセプトに関してはこちらの記事もご覧いただけると、より詳細にイメ

ポートレート撮影について-2022/4/25更新

初めましての方は初めまして。 いつも撮影でお世話になっている方々はこんにちは。 役者ポートレートのカメラマンをやっているたかはしです。 ちらほらと、撮影のご依頼を頂けるようになってきたこと、初めましての方との撮影を何度か行ってノウハウがたまってきたことを踏まえまして。 今一度撮影の幅を広げるべく、ご依頼を拡大していけたらと考えました。 そんなご要望にお応えできる撮影を心がけております。 ご興味あればご一読いだたいで、ご連絡頂けますと幸いです。 ご連絡はTwitterのD

「演劇の撮影マヂむずい」と思ったこと3つ|6時間ぶっ続け撮影術(力技)

どうも、プロレスとか役者さんポートレートを撮っているたかはしです。 写真を撮られている方、撮影楽しいですか? 私は基本楽しんでいますが、必ずしも楽しいことだけとは限りません! 今回は「演劇のブロマイド撮影」についてのお話しです。 以前プロモーションについて記事を書きましたが、その中でチラッと書いていた「動画の納品に追われながら臨んだブロマイド撮影」です。 今回でブロマイド撮影は4作品目になるのですが、相変わらず難しいことだらけの現場です… 普通のポートレート撮影とは一味