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やめます。写真で賞を目指すこと。

この投稿でnote100週連続投稿達成となります。
ですがハッピーな記事は木曜日に回して、先にネガティブ志向な記事を書くことにしました。

これは主に、すでにお付き合いのある役者さん、そしてこれからご依頼を考えている役者さんに向けての記事であり。
あとから自分の考えを見直すにあたっての記事でもあります。

写真には賞や認定というものがある

ご存じの方もいるかと思いますが、写真には賞があります。
国や地方自治体が主催のものもあれば、民間団体が主催のものもあります。

一般に写真家と呼ばれる方々の多くは、こういった賞を獲得することで箔をつけ、自分が撮る写真の市場価値を高めていきます。
いわば登竜門であり目標なのです。

またアマチュアで活躍されている方にも、同様のチャンスがあります。
日本全国の様々な場所・団体でコンテストが常日頃開催されており、実績を積み上げることで有名になれます。

一方、InstagramやTwitterをはじめとしたSNSや、各団体のHPなどでキュレーションを行っているものがあります。
有名どころだと「東京カメラ部」とか、「Pasha style」とか。
該当のハッシュタグで検索してみると、どれもすぐれた作品だらけです。

つまりチャンスなんてそこら中に転がってて、誰でも上り詰めることができるわけです。

自分の写真は好きだけど下手

私は自分の写真をけっこう気に入っています。
タグ検索したときに目に入ると、「悪くないじゃん」と思う程度に。

しかしコソコソといろんなコンテストやフィーチャータグに参加してみても、箸にも棒にもかからない。
またSNSの運用が悪いのか技術が劣っているのか、はたまたその両方か、ぜんぜん数字が伸びやしない。

つまるところ、写真が下手なんです。
すばらしい批評家さんたちからすると、魑魅魍魎の一片に過ぎないのです。
正直めちゃくちゃコンプレックス。

自分なりに努力して、それで出しても出しても落とされる感覚に疲れちゃったのです。
もっと言えば「この程度じゃダメ」と一蹴されてしまうことで、せっかく役者さんに割いてもらった時間が無碍になる感覚が許せなくなりました。
品評者さんにではなく、技術のない自分自身に対して
、ですが。

下手だから全部ダメ、ではないと思う話

ご依頼ご依頼とほざいておきながら「下手でーす」と申し上げる失礼さは身に染みております。
しかし、箔がついてないからダメだとは思っていません。

暴論ですが、顔も経歴も知らぬおじさんおばさんに評価されることを気にするより、目の前にいる役者さんひとりひとりに喜んでもらいたいのです。
思い出に残っているとか、自信につながったとか、見ると元気が出るとか、そんな気持ちにさせられる一葉を撮ることが私の目的です。

いま何かしら賞をもらったりフィーチャーされたとしても、役者さんに感想をもらえること以上の嬉しさがあると思えません。
さらに言うと、賞をもらったとして役者さん目線では何も変わりません。
被写体さんご本人は「評価された」という箔は付きますけどね。
なんせ彼ら彼女らは写真界隈・ポートレート界隈が本業ではないですから。

いまご依頼いただいて撮っている方々には、それなりにご満足いただいている実感があります。
だったら視線を向けるべきは目の前のひとり、まだ見ぬ方々に対してであろうと。

なので私に箔がつくことはしばらくありません。
「すごい実績のあるカメラマンに撮ってもらった!!!」みたいなご要望には応えられそうにないので、お含みおきください。
「写真が好きなので撮ってほしい!!!」だったら全力でお応えしますので🙏

おわりに:賞のない写真展に参加してみるつもり

私、写真展にも出展したことがありません。
ポートレートの写真展は、ある種の賞レースになってますし、どの写真展も(なんか違うな…)という違和感をぬぐい切れませんでして。

しかしいい感じの写真展に出会えたので、ただいまいろいろ準備中です。
しっかり確定した段階でお知らせできればと思いますので。。。
そこでは賞とか気にせず出せるので、役者さんの魅力を知ってもらえる作品に仕上げて展示するつもりです。
ご興味あれば、お越しいただければと思います。

ながながと語ってはアレなのでこのへんで。
次回12月15日更新の記事は、『100週連続投稿達成したし今日くらいは自慢話させて』という内容でお届けいたします。
お楽しみに。

それでは。

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たかはしあさぎ
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