私の《感情》がここに居た。
『映画インサイドヘッド2』を観て、
泣いてしまった。
恥ずかしい。
羨ましい。
だるい。
心配。
私の感情が、(コントロールできない感情たちが)ここに居た。
これは、
感情をキャラクターにして可視化した物語。
特に、今回新たに登場する“心配”というキャラクターは、主人公の思春期と共に強烈なインパクトで訪れる。
“シンパイ”は、新しい環境に入っていこうとする主人公の為に、いろんな未来をシミュレーションさせる。
こうした場合、こうなる。
しなかった場合、こうなる。
主人公は、その悪い結果を避けるために、心の準備をしたり、努力をしたりする。
はじめはうまくいくが、
次第に“シンパイ”は、暴走していく。
心配でいっぱいになったライリーは心にも無いことを親友に言ってしまったり、不安で眠れなくなったり。
「私はダメだ!!」
と大きなプレッシャーに押しつぶされそうになって……。
そこで“シンパイ”が行った言葉。
「ライリーを守りたい、だけだったんだ!」
苦しめたいわけじゃない。
新しい環境に入っていく主人公が
傷つかないように、うまくいくように……
ただ、守りたかったんだ。
その感情の、悲しさと愛おしさに、私の目から一気に涙が噴き出た。(ブシャーーー)
失敗した記憶、恥をかいた記憶……
ライリーにとって傷つく感情を全て忘れさせようとしていた“喜び”達は、ハッと気づく。
ライリーらしさは、私たちが選んで決めていいことじゃない。
その、すべての感情をまるごと抱きしめる。
「わがままで、ずるくて、でも優しい自分」
そこではじめて、新しいライリーの心ができた。
どんな感情も、心がより複雑に大きくなるための要素になっている。
すべての感情は、(暴走する時もあるけれど)守りたいと思って発動している。
まるで心理学のような、映画だった。
自分の中にある感情を、キャラクターにしてイラストを描いてみたくなった。
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