千と千尋の神隠しの舞台【博多座公演】
私が10歳の頃。
『千と千尋の神隠し』を映画館で観て、
1週間、“心が神隠し“にあっていた。
余韻に浸りすぎて、ぼーっと……神様のお湯屋の世界から戻ってこれなかった。
ハクに……また会えるのだろうか?と本気で想像していた。
主人公の千尋と同じ10歳だったからだろうか。
そんな私にとって特別な作品が、舞台化された。
去年は千と千尋の舞台のチケットを取るために奮闘したが、1秒でチケットが売り切れたのでどうすることもできなかった。
しかし、今年は博多座の会員になって望むチケット争奪戦。
博多座の会員でも第一次は落選したけれど、第二次でようやくゲット……🎫上白石萌音さんの公演は全滅だったので、福地桃子さん主演の舞台を。
当日のレポート
桃子さん。
めちゃくちゃ、千尋でした。はい。
舞台に出てきた瞬間、
え!
10歳の、どんくさそうな千尋だ!
って見えました。目元が、本当に似ている。
冒頭の車のシーン。
山道をガタガタしながら進むのですが、スクリーンに車のフロントガラスから見える景色が映されて、会場全体が一気に引き込まれるのを感じました。
ハクは、やはり美人でした。
1番好きな、
「わたしが時間をかせぐ!」のシーン🎬
最高でした。
声が優しくて、これまたハクの声でした。
「これだけは忘れないで。
わたしは千尋の味方だからね」
千尋の体が透けていく中、助けてくれるハク。
惚れない人いるの?と思うくらい、しっかり守ってくれていました。
そして、リン‼️
まんま、リンでした。あんなにそっくりな人いるの?
声も見た目も映画のまんまでした。頼り甲斐のある姉御でした。
「おまえ、どんくさいな」
「カマ爺にお礼いったのかよ。世話になったんだろ?」
ついていきます!と言いたくなる声の力強さ。
顔の神様、客席まで飛んでくる。
千尋の初仕事で接客をする、オクサレガミ→顔の神様が、お湯屋から帰るシーン。
2階席まで飛んできましたからね。
ビックリ。
カオナシ、踊る。
「あ……」というだけではなく、優雅にあやしく踊っていました。
あ、そうそう。会場限定のカオナシのピンズ買いました。
舞台の演出は立体的でした。
疾走する千尋、湯婆婆の迫力、カオナシの暴走、映画の迫力をどう現実で表現するんだろうと思っていましたが。
大きさの違いを出したり、風や音響もあいまって……
想像しやすい形で届けてくれてました。
1番好きなシーン🎬
やっぱり電車のシーンかな。
電車の中にいる黒い影たちにもストーリーがあって……一人たたずむ少女を迎えにきてくれる大人の影がいたり。
カーテンコールでは、生演奏のオーケストラの姿が見られました。あんなところで演奏していたんだ😳
演者の皆様、元気いっぱい手を振ってくれました。千尋はぴょんぴょん飛び跳ねながら!かわいくって。3回ほどみんなで出てきてくれました。
カオナシが仮面を取ってくれたんですが、中から金髪ロングのイケメンが出てきて、そのギャップに「えええーー」って声出ましたね。
去り際に、爽やかに手を振って👋去っていくハク様。その余韻が美しーーー。
面白かったー。