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“脳内図書館“

心の奥底に存在する脳内図書館がある。

歩んできた道の指標のように
感情や自己表現に必要な言葉だったり、
実際に自分がするべきだった行動を記録している。

本棚には様々な感情たちが、
番号ごとに整理され、瞬時にその感情が出るように
一見、綺麗に並べられているが、
時より、その本棚が壊れる時がある。

思い出したい記憶や、過去を遡ってみたい時、
見直すという意味で読み返す。

その場所、時間、誰といたか。
細かく記載してあるのもあれば、
殴り書きのように残してるのもある。

感情の本棚を所有するということは、
その時に応じた感情を引っ張り出せる長所と
思い出したくない感情も出てくる短所がある。

それらは誰にも理解されるこもなく、
一人一人が所有し、貸出は一切ないので、
自分メインでしか構築できないモノとしての認識だ。

''あの時の感情をもういちどだけ''

今現在の感情でしか感じ取れなくなって
その当時の気持ちには決して戻れない。

自己書籍の感情を読み解いていくと、
理解できなかった場面を点と点が線になっていき
形として現れては、消えていく


生きてる世界が長編小説だったならば
ページは僕がめくり、新しいことを
たくさんの感情を殴り書きしたい。