「会社に違和感があったから退職した」
転職の相談を受けた際、前職の退職理由について
「現職企業の経営者や上司のやり方が間違っている」
「自分の考えと合わない」
「会社に違和感があった」
ということを、滔々(とうとう)と語る40~50代のベテラン世代は珍しくありません。
お気持ちはわからないでもないですが、実際の面接を受ける前に次の2つのことを確認してほしいのです。
①間違っているのは自分、という視点を持つ
あなたの視界からは間違って見えることも「経営レベルからは正しい」といえるかもしれません。ご自身の見方についていま一度確認してみるべきです。
②そのことについて経営陣に相談や提案をしたのか
仮に会社の間違った判断や行動があったとしても、黙って見過ごしたのでは困ります。
会社や部署のことを考え、改善改革の提案をできてこそ、有能な社員です。
こうしたケースで、改めて社長や上司に相談や提案をしてみたところ、ちゃんと理解され、受け入れられて良い方向に向かい、現職に踏みとどまることになったケースもあります。
2つのことを確認せず、ただ前職への不満を面接でぶつけるとどうなるでしょうか。
相手の方は確実に「うちに来ても、同じことを言うんじゃないの」と思うはずです。
結果は言うまでもありません。