アマゾンでブルース・スターリングの『ネットの中の島々』を注文して読みました。下巻は700円くらいのが一冊だけマーケットプレイスにあって、わたしが買ったら品切れになり、その後3980円で復活してた。
復刊しないかなー。
『ネットの中の島々』については、例によって伊藤計劃氏が大変すばらしい解説をWebに載せている。未見の人はぜひ。
ということで、『ネットの中の島々』を読んで一番面白かったのが、伊藤計劃作品への影響が、結構もろに見えるところだった。
似てるなーってところをチョイス。
かなり影響丸出しではないか?
スターリングの別の長編、『ホーリーファイアー』は高度医療社会が描かれるとのことで、『ハーモニー』の直接の影響もとになるんだろうなぁ。
初めて伊藤計劃を読んだ時は、SF小説自体初めての経験で、強烈なオリジナリティを感じたものです。しかしこうしてルーツを掘り下げていくと、その思想はさまざまな書籍、映画、SF小説のパッチワークのようにみえる。
たくさん本を読めば、あなたも次世代のSF作家になれるかもしれないよ。