『最後にして最初の人類』を読む
この本が書かれたのは1930年のことで、今からすると94年も前の小説になるようです。
第一次世界大戦が終わって、ナチスが台頭し始める、間くらいの時代ですね。
小説のなかでも触れていますが、アメリカの勢いも目覚ましい時代だった。
小説の内容は驚嘆すべきもので、われわれのことである「第一期人類」から進化した「第十八期人類」までの20億年の未来史が描かれる。
ここまで壮大な話は、ステープルドン自身による『スターメイカー』以外にはないのでは?
『三体』にしても、一人類の話ということ