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SYNDI ONDAの乱視絵日記

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エッセイの形で私見を穏便に述べる場所としたいと思っております。 乱視なもんで、モノやモノゴトが若干ゆがんで見えることがあるであろうということでこの名がつきました。 体にいい毒が含…
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#エッセイ

食い意地が張ってるから、忘れられないものがあるの。その1

 小さい弟が迷子になった  本当に本当にガキの頃の話です。あたしは小学生。昭和30年代の平…

SYNDI
8か月前
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蜘蛛さんたちの住宅事情

まるで人が住んでいないかのように あたしの住んでいる集合住宅の入り口付近には、電気のメー…

SYNDI
3年前
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自己肯定感というBuzword:その13

 自己肯定感シリーズ、今までのまとめ棚卸しみたいな作業で、主に自分のためなんですけど、も…

SYNDI
4年前
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SYNDIばーちゃんの墓標はこのような困難を抱えている 序章

わしはすでにばーちゃんなの noteって、ものを書くのが好きな人が数多くいらっしゃる場所であ…

SYNDI
4年前
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かゆい話なんか読みたくないだろうけど

冬になるとかゆい皮膚について  あたくしは皮膚が弱い。デフォルトとしてどっかしらの皮膚に…

SYNDI
4年前
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母の教えとかいうけどさ

それなりに立派な母ではあったが あたしは自分の子供時代を思い返すにあたって、「強烈な影響…

SYNDI
4年前
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自己肯定感というBuzzWordその12

2年かかることが45分でできる人   総じてコツコツ努力をする家族の中でドロップアウトしなかった理由の中に、困ったちゃんの伯父の存在があったって話のつづき。  伯父は父と同様、音楽が好きだったと思います。わたしたちがやっているピアノのおけいこにも一定の関心を持っていました。でも自分がなにか習っているとかそういうことはありません。もっぱら聴いているだけ、ということです。父は歌やらなにやら常に習っていたのですが。  伯父が良くも悪くも普通の人じゃないな、と思うことは何度もあり

自己肯定感というBussWordその11

真面目なやつら  あたしが育った家において、子供であった自分が、自己肯定感を育むためにエ…

SYNDI
4年前
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自己肯定感というBuzzWord:その10

●もしもお勉強がもっとできない子だったら(後編)  父の親友が、「君のお父さんより君の良…

SYNDI
4年前
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自己肯定感というBuzzWord:その9

●もしもお勉強がもっとできない子だったら(前編) その8 「うちにはピアノが二台あった」…

SYNDI
4年前
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母が見た夢の話

父はそれが耐えられない  あたしの母やそのきょうだいたちが夢を「お告げ」のように実生活に…

SYNDI
4年前
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夢に出てくる母

ふつうにそのへんを歩いていたりする 母が夢に出てくることはあたしには楽しいことなのだが、…

SYNDI
4年前
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自己肯定感というBuzzWord:その8・うちにはピアノが2台あった

●二台のピアノと音楽室  音楽とフツーのお勉強と、努力問題と容姿コンプレックス。この4つ…

SYNDI
6年前
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自己肯定感というBuzzWord:その7・我が家のモノサシ

●我が家の独自モノサシ  各家庭に「独自モノサシ」があり、コドモはそのひん曲がりぐあいのスキマを、その生まれ持った個性(もらったDNA含む)を駆使するなどしてサバイブしていくのだ、という話の続き。  我が家の場合、父親が普通以上にクラシック音楽を愛していて、非常に熱心に音楽的な家であろうとした、っていうのが、まず一大特徴でした。でも、骨浸りの音楽愛好家ではありましたが、親はふたりとも音楽家ではありません。つまりスキルやレベルにおいてどーのこーの言う圧力は低めだったのかも?