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なぜFF14・DQ10・PSO2NGSは成功してブループロトコルは失敗したのか

0.はじめにMMORPG好きとして、ブループロトコル(以下、ブルプロ)の失敗はとても残念に思っている。 もう国内で新規にMMORPGに挑戦する人たちはたぶん現れないだろう。 でも万が一そのような酔狂な人たちが現れることがあった場合のためにも、 ブルプロが失敗した理由を「おもしろくない」「つまらない」「出来が悪い」「何もわかっていない」とかそんなふわっとした言葉で片付けてしまわず、ある程度整理してしっかりとテキストで残しておきたいと思った。 1.「問題点」と「失敗した理

    • ユーザー間取引システム実装のメリット・デメリット

      最近MMORPGにおけるユーザー間取引システムについて考える機会があったので、備忘録がてら簡単にまとめておきます。 1.ユーザー間取引システムとはプレイヤー間でのアイテムやゲーム内マネーの取引を仲介するシステムで、主に以下の2種類が存在する。 直接取引・・・プレイヤー同士が1対1で取引を行う。「アイテムとゲーム内マネーの交換」だけでなく「アイテムとアイテムの交換」「アイテムの譲渡」「ゲーム内マネーの譲渡」なども可能なことが多い 取引所・・・「アイテムとゲーム内マネーの交

      • ブループロトコルの衣装ガチャの問題点まとめ

        はじめにブループロトコル(以下、ブルプロ)が失敗したのは、様々な要因が絡んでいるのは言うまでもないが、一番痛かったのはブルプロがただのアクションゲームでしかないことが判明してMMORPG的なものを期待していた多くのライトプレイヤーに逃げられてしまったことだった。 そしてただのアクションゲームにもかかわらずライブサービス型で遊び続けてもらわないとならないためにアドベンチャーボードをはじめとして時間稼ぎの繰り返し作業を盛り沢山にしたことがプレイヤーの離反に拍車をかけた。 これ

        • ブループロトコル プレイヤーが離脱してゆく流れをざっくり解説

          知らない人向けに、ブループロトコルのサービス開始から終了発表までのプレイヤーが離れてゆく流れを超ざっくりと解説 サービス開始(2023年6月) ↓ 累計プレイヤー数60万人&最大同時接続者数20万人以上突破 ↓ 経済が存在せずおしゃれも大多数は出来ないも同然の設計で、実質ただのアクションゲームでしかないことがわかり、まずMMORPG的なものを期待していたライトプレイヤーが離脱 ↓ 経済もおしゃれも実質なしでバトル以外にやることがないのにライブサービス型であり、時

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        • ユーザー間取引システム実装のメリット・デメリット

        • ブループロトコルの衣装ガチャの問題点まとめ

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          ブループロトコル一周年の改修への違和感

          はじめに今年6月にサービス開始一周年を迎えたブループロトコル(以下、ブルプロ)だが、初年の状況が思わしくなかったこともあり一周年のアップデートで大きめの改修が行われた。 実際にプレイせずにあれこれ言うのもどうかと思い、軽くだがプレイし続けておよそ2ヶ月経ったので雑感を書いてみる。 なお基本的にメタ的視点であり細かい点にはあまり触れない。 参考1:ブルプロ一周年時点の現状公式配信の最大同時接続数 83,650 FINAL FANTASY XIV (24/6/14) 21,

          ブループロトコル一周年の改修への違和感