コロナは私に「将来の夢」をくれた


昨日、某大手有名メーカーさんのフォーラムに参加させてもらい、私の「こうなれたらいいな」という弱く、自信のない夢が「こうなりたい」という強く、周囲に公言できるほどの夢に変わった。

「将来フルダイブ型VRの開発に携わること」

「自分が心から愛せる人と結婚し、子供を産むこと」

これらを両立することが、
女優→水泳を続けること に続く
現在の私の新しい夢である。

昨日の企業さんの名前を挙げてもいいのか不安なので伏せておくが、そこでなら夢を叶えられるのではないかと思えたため、現時点でそこに就職したいと思っている。

よって、その某メーカーさんでVRの開発をすることが夢、とも言えるかもしれない。

しかし、私の記事をずっと読んでくれている人なら、思うはずだ。

「お前、心理学だろ?文系じゃねえか」

と。

ごもっともだ。昨日、私が私の夢に確信を持つまで、そこも私の悩みの種であった。

しかし、「文系の私が理系就職すること」までも含めて私の新しい夢なのである。


きっかけはコロナ禍が与えてくれた。

私の周りにはアニメ好きが多い。
ここにきて初登場であるが、私には彼氏がいる。彼もアニメ好きで、私のかれこれ16〜17年来の親友も本人自らアニメオタクを名乗り出るほどのアニメ好きなのである。他にもアニメ好きと親しくする機会は多かった。

しかし、私はこれだけアニメ好きに恵まれながらも自身は最近まで手を出せずにいた。

なぜなら、アニメにハマる自信があり、それを恐れていたからだ。
…オタク、と呼ばれたり敬遠されたりするのを恐れたわけではない。アニメにハマってしまったら、勉強やその他諸々をやらなくなってしまうだろうと思い、それを恐れていたのだ。

しかし、ここにコロナ禍到来。

家の中でもできることとしてはじめたものの1つが、彼らから勧められたアニメ視聴であった。

はじめに薦められた作品が、
「ソード・アート・オンライン」。



通称SAOと呼ばれるこの作品が、
私に与えた影響はただものではない。

SAOを見た私が考えたことは1つ。

「今、こんな世界が現実にあればいいのに」

どんな世界か?

VR技術が究極まで発展した世界である。

SAOの世界では、ヘルメット状のものやサングラス状のものを装着するだけで、VRの世界に移動できる。

つまり、現在では自分のアバターを画面越しに第3者のようにみていたり、ゲーム内の世界を画面越しにみて、隔たれている現実と仮想世界がいっしょくたになる、ということである。

自分のアバターは自分の目で見て確かめるものではなく、目を向けた先にアバターとしての自分の手がある。

また、現在のゲームはゲームの世界のものに触れることができないが、SAOの世界では触れることができる。

このようなSAOの世界があればいいのにと思った。

しかし、それはゲームとして利用するためにほしいのではない。

「もうひとつの現実」をつくりたいのである。


私たち春から大学2年になる大学1年の学年は、受験からやっと解放された、自由にやりたいことをやるんだ!と思っていたのに、

コロナ禍で

人と会うことを自粛しなければならなかった

外出を控えなければならなかった

卒業旅行もいけなかった

TSUTAYAでDVDや漫画を借りれなくなった

夢だったフランスへの海外旅行にも行けなくなった

大学にも通えなかった

サークルにも入れなかった

こんな、「大学生ならでは」をたくさん奪われた学年だったからこそ、現実のありがたみ、コロナ禍の苦しさがバネになった。

バネにした結果、私はVRでもうひとつの現実を作りたいと思うようになった。

もうひとつの現実があれば、

フランスへ行ける

友達と会える

中距離・遠距離恋愛だって寂しくなくなるかもしれない

コロナ自粛もより受け入れやすくなるかもしれない


フルダイブ技術よりもワクチンの方がはるかに早く完成するだろうが、これから先、コロナ禍よりも恐ろしい病気が流行ったとしても、VRの発展によるフルダイブ技術はそれを乗り越えていける術になるのだと思う。

こんなことを思いついた私は、まず自分の本気度を疑った。

アニメに影響されてるだけではないのか?

彼氏が理系のそういう分野の専門だから、それに影響されているだけではないのか?

何度も自分に問いかけたが、かつて女優になりたいと思っていた頃以上の熱を感じていた自分を抑えられず、認知・発達・社会 がある来年度のコース選択も、元々社会に行きたいと思っていたにもかかわらず、VRのことを考えて認知コースを選んだ。

きっかけはSAO・コロナ禍・彼氏?

その結果抱いたのはVR世界への憧れ

憧れを現実にするための第一歩として認知コースに進んだ

「これでいいのだろうか?」

いまだに不安はとれないけれど、案外キャリアなんていうものは、「偶然の産物」と言われるように、強く・攻撃的なものでなく、些細で・衝撃的なことからできているのかもしれない。

私は、私の夢を叶えるための"点"をたくさん作っていきたい。

そのためにまずは、基本情報技術者という資格取得を独学で目指そうと思っている。すでに勉強は始めている。

取得後、長期インターンで実務経験を積めたらベストだが、ただ単に「もう1つの現実を作るためにVRに携わりたい」というだけよりも、そのためにプログラミングなどを独学で学んで、実際資格を取得しています、と堂々と言えるだけでもだいぶ印象は変わるのではないかと思う。

文系が理系就職なんて、できるかわからない。

しかし、やってみたい。


文系も理系も両方足を突っ込んだことがあって、どちらの見方でも世界を見られる

そんな人になれるという観点で今回の夢をみても、面白そうだ。ワクワクする。


専門などの垣根を超えて、文系だから無理だと最初から諦めるのではなく、この手で、VR技術の発展に貢献し、もうひとつの現実をつくりたい。

私の新しい夢は、まだはじまったばかりである。

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