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【屋久島】10時間トレッキング、再び。


「物好きだね」


往復10時間のトレッキングが始まる前にガイドさんから言われました。

そりゃ、そうか。
また10時間歩き、登り続けるのだから。
でも辛いよりもわくわくが勝っていました。


2年ぶり、2回目の屋久島に行って来ました。
今回は母から「屋久島行きたい」と言われたのがきっかけです。
OK!と往復航空券とホテル、トレッキングのツアーを予約したのが5月ごろ。
あっというまに当日が来て、無事梅雨明けした屋久島にいくことが出来ました。



縄文杉トレッキングの朝は早いです。

3:15起床

4:00迎えのバスに乗り出発

5:30登山口到着

6:00トレッキング開始

朝5時半に食べたお弁当。お腹が空いていたのでぺろりと完食しました。

その後に本日のメンバーと集合して挨拶。
今回はガイドさんと私たち含めて6名のメンバーでした。
ここでびっくり!
福島出身が私と母以外にも2名(姉妹で参加されていました)の合計4名という!

2年前に参加した時も福島出身の方がいらっしゃって、何かと不思議な縁だなと思います。
遠く離れた地で地元が同じ人に会えるなんて!

ガイドさんは宮城県出身の方で、移住された方でした。
そんな東北勢が5/7というメンバーで10時間仲良く頑張りました。

この日は晴れ!
晴れ女発揮で暑い日になりました。

いよいよトレッキングスタートです!

時間のメモ代わりに登山口での写真をパシャリ。
5:58
ここ意外と危険ですからね!と説明が。
今年お亡くなりになられた方がいたようです…
カメラはFZ45を持って行きました。ブレ
木と緑と光と

1度経験しているので、気持ちは余裕。
とりあえずトロッコ道を歩き続けます。
トロッコ道は8.5km。

ガイドさんを先頭に仲良く歩きます。ブレ
前の日に雨が降ったのもあって
緑が生き生きとしていました。

屋久島の特徴は土がないことです。
屋久島は、マグマが冷えて固まり、花崗岩となり、隆起して出来ているからです。
だから花崗岩の上に苔が付いてその上に植生していくという。雨が多い条件だからそれが成り立つそうです。

復習しながら歩き進めます。

愛子岳
現在の天皇陛下も過去屋久島を訪れたことがあるそう。

トロッコ道の途中にあるのが、集落があった場所です。

戦後に林業をするために作られた集落。
今はその跡形もありません。
小学校の入り口が残されているのみです。

一時期はここで暮らしていた方がいて、産業が撤退するとともに滅びていく。

ガイドさんの説明を聞いて思わず、
「軍艦島みたいですね」
と言ったら一緒にツアーに参加してくれていた方が共感してくれました。

屋久杉の定義は、樹齢が1,000年以上あることです。
樹齢が長い、ということは人間が切らずに残して来たということでもあります。

屋久島は世界自然遺産ですが、人間が干渉して来た自然遺産でもあるんだなと思いました。

その後も歩き続け、9:30ごろウィルソン株に到着です。

午前中は光が強いけど♡に見える
外からはこんな感じの切り株です。

ウィルソン株を過ぎると登山の開始!
軍手をはめて、本格的に登り始めました。

木陰でほとんど直射日光を浴びずに登れました
美味しいお水が飲めるのもトレッキングの醍醐味!
大王杉
夫婦杉🤝
念願の「50」
ここまで来ると縄文杉はもうすぐそこ!


登山に頻繁に行っているわけではないのですが、道を譲り合ったり、知らない人同士だけど、
「こんにちは」と挨拶しあったり。
すごく優しい気持ちになれるのが登山だと思います。

ガイドさん曰く、小さい子は小学生に上がる前から、年配だと90代の方もトレッキングされるようです。恐るべし。


そんなこんなで、縄文杉に到着しました!

そこまで近くで見れるわけではないので、
「縄文杉がすごい」よりも「達成感」が勝りました。

頑張って歩いて登ってやっと行けるからこそ、より価値があるのかもしれません。

思い残すことがないように縄文杉を見て、帰路につきます。
と言ってもまた同じ道をひたすらに、ひたすらに。


午後のウィルソン株の方が♡がきれい。
エメラルドグリーンの川で足を冷やして元気復活!

そして、16:30に再び登山口に戻って来ました。



樹齢が1,000年を超える縄文杉。
人間が生きる年数はなんと年輪にして7センチほどだそうです。

「人間の人生なんてちっぽけなもんですね」

ガイドさんがそう言っていたように、あっという間にすぎてしまう人生。
やりたいことをやって思う存分楽しんで過ごして行こうと改めて思いました。

二度あることは三度ある
またいつの日かきっとまた縄文杉に会いに行く気がします。

またね、の気持ちです。

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