#ブレイディみかこ
「子離れ」はしなきゃね。:読書録「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2」
・ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2
著者:ブレイディみかこ
出版:新潮社
ものすごく面白かった前作の続き。
10代前半の息子の姿や、取り巻く環境から、緊縮財政で痛めつけられ、格差も分断も進んでいる「イギリス」の<今>を垣間見せてくれます。
イギリスは日本の「ほんの少し未来の姿」
って想いがあるんでしょう。
実際、コロナ禍ではそういうことに気付かされることが少なくなかったです。(「
「個人」としてではなく、「社会」としてはどうやって対処していくのか?:読書録「他者の靴を履く」
・他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ
著者:ブレイディみかこ
出版:文藝春秋
「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」で紹介された「誰かの靴を履く」=「エンパシー」と言う概念について、作者が標榜する「アナーキズム」と絡めながら論じた…というか、連載なんで、時事ネタも絡めつつ、ちょっとエッセイ風に…って作品。
「ぼくは〜」で多くの人がエンパシーについて感想で触れてたらしいんです
なんか、一気に読んじゃいましたw:読書録「女たちのポリティクス」
・女たちのポリティクス 台頭する世界の女性政治家たち
著者:ブレイディみかこ
出版;幻冬舎新書(Kindle版)
18年12月から20年11月まで「小説幻冬」に連載された文章をまとめた新書。
「幻冬舎?」
って違和感もあるんですがw、内容的には「ブレイディみかこ」、ブレはありません。(キッチリ「反・安倍」w)
「ちょっと長めの連載だし、中身が古くなってるかなぁ」
と思わなくもなかったんですが、
新たな「階級闘争」が始まったのか?:読書録「ブロークン・ブリテンに聞け」
・ブロークン・ブリテンに聞け
著者:ブレイディみかこ
出版:講談社
新自由主義の進展によって中間層が没落し、格差と分断が拡大。
その上位層と下位層(労働者層でもある)の新たな「階級闘争」が始まりつつある。
…イギリスで20年以上生活し、イギリスとEUを見てきたブレイディさんの「見立て」はそんなところなのかもしれません。
コロナ禍がその分断をより鮮明にしている中、各国経済が一気に悪化し、そこから
この「コロナ禍」でこそ問われるべきことかも:読書録「そろそろ左派は<経済>を語ろう」
・そろそろ左派は<経済>を語ろう レフト3.0の政治経済学
著者:ブレイディみかこ、松尾匡、北田暁大
衣食足りて礼節を知る
マジでそうだと思うんですよね。
加えて「尊厳」。
「衣食が足りない」ことを認めるのは辛いことでもありますから。
ここへの意識が重要。
そう言う観点から言えば、
「<お金>のこともキッチリ手当てできない奴らに政権なんか任せられるかい」
って話なわけです。
ブレイディさんと
コロナにとらわれず、本質的なところを語り合う(もうちょっとコロナについて語ってほしかった気もしますがw):読書録「何とかならない時代の幸福論」
・何とかならない時代の幸福論
著者:ブレイディみかこ、鴻上尚史
出版:朝日新聞出版
3月にEテレで放映された対談に、秋に新たに行った対談を加えた作品。
もともとは鴻上さんの人生相談に興味を覚えていたブレイディさんからのご指名で対談が決まったようです。
後半の対談は、もちろん「コロナ禍」の渦中での対談になるんですが、「日本・イギリスの状況」を超えて(もちろん「事象」としてはコロナ禍でのアレコレが
逃げ切り世代の挽歌…って雰囲気も:読書録「ワイルドサイドをほっつき歩け」
・ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち
著者:ブレイディみかこ
出版:筑摩書房
「労働者階級の反乱」(光文社新書)で、
労働者階級のEU離脱への賛同は、「移民問題」よりも、緊縮財政が続いて社会福祉制度が貧弱化し、新自由主義のよって相対的に貧しくなったことへの「異議申し立て」の側面が強かった
…と言うことを、自分のパートナーを含めた身の回りのベビーブーマー世代のおっさんたちの姿