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2024年3月の記事一覧

#光る君へ第十二回
割と権謀術数寄りの展開の多かったドラマですが、ここ数回は恋愛寄り。
歴史上も比類なき「勝ち組」倫子様が爆走する回でした。
ん〜、まひろとの友情は壊れて欲しくないな〜。
六条御息所ばりの明子さまも良いですね。

予想以上にチャンと実写化しています:ドラマ評「十角館の殺人」

予想以上にチャンと実写化しています:ドラマ評「十角館の殺人」

綾辻行人の処女作「十角館の殺人」の実写化。
原作はもちろん読んでる…んですけど、どんなだったかは遥か記憶の彼方w。
あんまりハマらなかった気がするんですよね。
結局、「館シリーズ」はコレだけしか読んでないので(多分)。
島田荘司さんに続いて綾辻さんが出て来たことで「新本格」が根付いたと言ってもいいと思うんですけど、僕はちょっと乗り切れなかったんですよ。「新本格」ブーム。

「十角館の殺人」は、「衝

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いやもう、やっぱり<絵>が…:映画評「DUNE 砂の惑星 PART TWO」

いやもう、やっぱり<絵>が…:映画評「DUNE 砂の惑星 PART TWO」

一作目もそうでしたが、もうやっぱり<絵>が圧倒的…。
本作は映画館で観ましたが、惹き込まれっぱなしでした。
上映時間166分。
全然退屈せん!

まあ、よく考えたら、
「えっと、これってどうしてこうなるんだっけ?」
ってとこもあるんですけどね。
で、一歩引いてみると、
「父親を殺されたポールと母親が砂漠に逃げ、砂漠の民に同化して、母親は教母に、ポール自身は救世主となって、父親の仇を討ち、その裏にい

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ミリー・ボビー・ブラウンだから、やられっぱなしじゃ終わらないw:映画評「ダムゼル/運命を拓きし者」

ミリー・ボビー・ブラウンだから、やられっぱなしじゃ終わらないw:映画評「ダムゼル/運命を拓きし者」

ミリー・ボビー・ブラウン主演のNetflixオリジナル映画。
「DAMSEL」ってのは「囚われの姫君」って意味らしいですけど、ミリー・ボビー・ブラウンがおとなしく王子様とか待ってたりするわけがないw。
ま、そこらへん、邦題の副題は「ネタバレ」かな。

かつて竜と契約を結んだ王国。
貧しい国の王女エロディはその国の王子のもとに嫁ぐことになる。
自分の国と比べて豊かな国に驚き、ハンサムで礼儀正しい王子

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#光る君へ第十一回
想いを断ち切って道長の尻を叩いた…かと思ったら、引っ張りますな。
「北の方」問題は、「源氏物語」での<紫の上>の晩年の不幸に重なる流れですね。
肉食系・倫子とまひろの関係は、道長との結婚でどう転がっていくのか。
宣孝との距離感は、良い感じではあります。


#光る君へ第十回
「寛和の変」
晴明の策を兼家が一気に実行に移します。
道長がまひろと逃げようとするのは、その権力欲の闇が怖くなった…ってのもあるかな?
その尻をしっかりまひろが叩いてたけど。
でも道長の政治が貴族以外の人々のことを思っての政治だったかどうかは「?」だけどなぁ。

かなり「力技」ですなぁ:映画評「パレード」

かなり「力技」ですなぁ:映画評「パレード」

「新聞記者」「余命10年」の藤井道人監督・脚本によるNetflixオリジナル映画。
東日本大震災を背景にした設定になっており、なかなかの意欲作です。

新聞記者・美奈子は気がつくと海岸で横たわっていた。
街は瓦礫の山と化しており、彼女は息子の行方を探し歩く。
不可解な様子に戸惑う中、遊園地で住む人々と出会い、彼女は自分が死んでいることを知る。
現世に何か心残りのある死者が、その世界に集っていると言

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「サマンサ」や「ジャーヴィス」に近づくには<眼>が必要かな?

「サマンサ」や「ジャーヴィス」に近づくには<眼>が必要かな?

リリースされたcotomoを使ってみて、
「う〜ん、映画<her>の世界はもう直ぐなのかも」
と考え、久しぶりに「her」を見直しました。
いや、キャバクラ苦手な僕は全然「cotomo」は使えてないんですけどねw。

her。
やっぱり面白いなぁ。
まあ、映画としては別にAI(OS)との恋愛を描いたわけじゃなくて、
「成長していく(変わっていく)パートナーとの関わり方」
みたいなものが描かれてるん

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ここから先がどうなるか:ドラマ評「沈黙の艦隊シーズン1東京湾大海戦」

ここから先がどうなるか:ドラマ評「沈黙の艦隊シーズン1東京湾大海戦」

先に映画公開されたのに、後日譚を足して、全8話で amazonプライムでドラマ配信されたもの。
映画の方はなんとなく気が進まなくてスルーしちゃったんですが、こちらの方は2日間で全話完走しました。
原作は好きでしたからね。

エピソード1  やまなみ圧潰
エピソード2  シーバット浮上
エピソード3  海江田VS深町
エピソード4  戦闘開始
エピソード5  日米首脳会談
エピソード6  シーバット

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#光る君へ第九回
本来なら鞭打ちだけで済むところを、「貴族様の心づけ」で忖度して全員殺害。
貴族以外の人間の<命>が恐ろしく軽い。
<ソウルメイト>ってのが、一緒に友の亡骸を墓に埋めることであろうとは…。
道兼の「折檻」は、やはり謀でしたね。
安倍晴明の黒い呪術が炸裂しています。