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休日の朝-すずころ日和 画集-

休みの日の朝。
最近はすっかり黒柴すずのきゅんきゅんと呼ぶ声で起きる。

おかげで私はすっかり早寝早起きだ。
睡眠が足りないと不機嫌になる。
そんな自分のサイクルに気づいた2年ほど前。

何よりも寝る時間を確保していた休日の朝は、すずが来てからは一変。
早起きの彼女と日中の暑さに負けて、早く寝て睡眠時間を確保。
おかげですっかり健康的なサイクルとなっている。

今朝は6時半に起床し、そのままコップ一杯の白湯、日焼け止めを塗ってから冷たい麦茶と飲んで散歩に行く。

途中、早起きの散歩のご老人やランニングの若い方とすれ違う。
開店前のスーパー裏にはワイシャツ姿の男性が全力疾走で走り込んで行った。
時計を見たら6時58分。7時勤務開始なのかな。大人の全力疾走見たの、幼稚園の親リレー以来だな。
間に合ってよかったね。

散歩後は水分を取って、首にネッククーラーをつけて2週間ぶりにそのまま草引きタイム。
すずも水を飲んで、ご機嫌で日陰でくつろぐ。
草はなぜのびるのが早いのか。
乾いた土からはブチブチとちぎるようにしかとれないが、30分後にはそれなりに見える庭に。

すずは草を食べるのに飽きて穴を掘り出している。穴はやめて〜

モチャモチャ食べる

汗をかいてシャワーを浴びようと思い、すずも一緒にお風呂場に連れて行く。

月一のお風呂。
洗われるつもりのない彼女。泡あわにしてシャワーでサッパリ。
この季節、ざっと拭いて解放してあげると興奮してマットに体をこすりつけていた。洗った意味…。

さらに汗だくになった自分を、お風呂を一度片付けてからやっとこさ洗う。

サッパリした私を、寝ぼけ眼の家族がリビングで迎えてくれた。おはよう、みんな。

一昨日届いたJinさんのスプレモコーヒーを、超熟とともにホットで頂いてみる。
アイスコーヒーでは早速昨日仕事のデスクで飲んだ。ホットも美味しい。
軽いようでしっかりとした珈琲さと、酸味。
落ち着いてご機嫌の柴犬と、朝の時間。

幸せだなぁ。

起きてからの3時間ほど。1日がとてももう充実した。早起きすごい。私はエライ。

このまま、横になってゴロゴロしたい気持ちとスタバに行って朝カフェしたい気持ち。
せっかくなので、ゴロゴロは午後にしよう。
朝、カフェに行くことでなんかさらに気分が上がる私の1人時間。

本屋でお目当ての画集の横に見つけた、山口小夜子さんの本。美しいものに触れたい気分が、コチラを選んだ。
ピカソはまた今度にしよう。

名前だけしか知らなかった方

東洋的と評される切長の目元に小さな鼻。
そこに映る小夜子さんの横顔は美しく、切長の目元は綺麗な二重でもあることに驚いた。

表情の美しさ。切り取られた瞬間の写真家とモデルの創り出す世界。
絵とは違う美にしばし浸る。

人とのコミュニケーションが苦手で、自分の世界に閉じてもりがちな積極性に気ける子どもだったわたしは、着るという仕事の中で次第に解放されていきました。
そして行きついた答えは、服は身体を保護するもので、身体はこころの真の衣服、こころは身体を着ているというととです。着替えることの出来ない上体だからとそ、大切にしたいと思うようになりました。

山口小夜子 未来を着る人
河出書房新社 

とても印象に残ったこの言葉。
小夜子さんの言葉です。

身体はこころの真の衣服ーー

身体を労わる、ケアをする。
なんだか最近ボディケアが自分を大事にすることに結びついている気がして。お風呂あがりや気づいたときに保湿する。クリームを塗る。

身体が野菜を欲した時は、思い切って野菜ばかりを食べてみる。

ああ。
身体はこころの衣服なのだ、と。
脱ぎ捨てることのできない唯一のものだからこそ、大事にする。

アジア人として初のトップモデルになり、数々の服を着てきた方の言葉がとても刺さりました。

身体を大事に。唯一のこころの衣服。
その衣服を纏う、自分が心地よい服を着たい。

こちらの本は東京現代美術館で2015年に「山口小夜子 未来を着る人」展の際に出版され、何度か改訂して今も書店に並んでいるものでした。
読みながら、芸術に触れている。
そんな感覚を満たしてくれる理由が分かりました。

さて、もうお昼。
お腹を空かせたであろう家族のもとに帰ろう。

最後までお付き合い、ありがとうございました。
よい1日をお過ごしください。
そして、ぜひ身体を大事に。

ではでは、また。

皐月

⭐︎オマケのすずサン⭐︎

遊びたいモードなのでヒモで落ち着かせてます
※ちぎれたら取り上げています

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