どうして「見たものが全て」になってしまうの?
本日もご覧いただきありがとうございます😊
鈴木です。教育関係の企業に勤めております。
まず始めに以下をご覧ください。
・このギャンブルの成功確率は50%です
・このギャンブルの失敗確率は50%です
この2つ、同じ情報なのに
受け取り方にだいぶ差が出ませんか?
情報を受け取った後の行動も
・(上だけを読んだら)「やってみようかな」
・(下だけを読んだら)「やめておこうかな」
と違いが出るかもしれません。
つまり、「見たまんまの情報」に思考や行動が依存する可能性が高くなります。
私たちの日常生活の中にも、このように表記の仕方1つによって、受け取り方が無意識の内に変化している例があるかもしれませんね。
今日は「見たものが全て」の具体的事例や、「見たものが全て」を克服する方法について書きたいなと思います。
●きっかけとなった出来事
妻と私はお菓子が大好きです。
(突然すみません...笑)
週末は何かをつまみながら、のんびり映画を見ることが楽しみになっています🎬
そんな私たちも一応は
健康に気を遣っております。
(気持ちばかりですが😅)
お菓子を買う際にも
細かく「カロリー」をチェックしています。笑
その時に気付いたことが1つ。
最近では、お菓子が入っている袋の表面にもカロリーが表記されるようになっているんですね。
例えば、こんな感じです↓
・50gあたり88kcal
(左下に目立つように記載)
ちなみに裏面にも記載があります。
そちらが一般的によく見かけるものかと思われます。(細かく色々な商品情報が記載されている箇所です。)
そこにはこんな感じで記載があります。
・内容量150g 264kcal
(小さく、他の情報と同等なレベルで)
同じ情報なのに見せ方が違うだけで受け取る印象が変わりませんか?
ちなみに、私たちは表面につられがちです。笑
それで全部食べてしまう派です。←😅笑
●情報の受け取り方は、見せ方の影響を受ける?
同じ内容を言っているにも関わらず、
見せ方1つで受け取り方やその後の行動も
(カロリー低そう!買っちゃおう!)
変わってしまうことって
案外日常の中に溢れていませんか?
そのような例を他にも見てみたいと思います。
【例1】
・この手術の成功確率は90%です
・この手術の失敗確率は10%です
上のほうが心強く感じます。
【例2】
・90%無脂肪
・脂肪含有率10%
上のほうがダイエットに良さそうです。
【例3】
・月々980円(1年継続したら更に特典あり)
・年会費11,760円(2年更新時に特典あり)
上のほうが入る気になります。
同じ情報でも見せ方が変わると、
受け取り方にも変化がありますよね。
●フレーミング効果とその対処法
私たち人間の思考は、情報をパッと見ただけで、ほとんど無意識の内に何かしらの判断を下すことができます。
従って、ほとんど無意識の内に字面の雰囲気だけで善悪や良し悪しを判断することができます。
このような脳の特性から、同じ情報なのに提示の仕方が違うだけで、違う感情をかき立てることが多くあります。
この現象をフレーミング効果と呼びます。
フレーミング効果によって「見たものが全て」といった思考になりがちです。
これを克服するにはどうするのが良さそうでしょうか?
1つに、「?」を持つことが大事になってきます。
見たまんま、言われたまんまの情報を鵜呑みにせず積極的に「?」を持つ癖を作っていきたいですね。
「?」を持つためのフレームとして「ソクラテス式問答」もオススメです。
ぜひこちらや参考文献もご覧ください♪
もちろん私もまだまだです。
今日も「今月のお買い得!」の値札に惹かれて、アイスを買ったところです。
後から思えば、かなり割高でした。笑
そのアイスを妻と楽しく、美味しくいただいたのでチャラとします←甘い😓
今日もご覧いただきありがとうございます😊
参考文献:
『ファスト&スロー』 ダニエルカールマン著 ハヤカワ文庫
オススメです!^o^
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