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私が占い師になったワケ(闘病記㊴特定疾患の新制度でぼったくられそうになった話 あなたの痛みはあなたの個性ですと言われた日 2015年)
2015.05.14 リウマチ内科と整形外科を受診する。
2015.05.20 いつもかかっていた大きな病院では、急性期の患者さんの手術しかできないと言うので、仕方がなく小さな病院への紹介状を持ち、地元の整形外科を受診する。
診察が終わり会計の段階になると国保で7300円も請求された。
国指定の難病で小さな病院へ行くように言われたので、やはりこれには納得がいかず。
もう1度整形外科の受付へ行き「どうして特定疾患のベーチェット病でこちらの病院へ行くようにと言われたのに国保のみの請求書しか出ていないのですか?」と聞いたら「カルテにはベーチェット病などという記載は一切ありませんから」と言われた。
もちろんいつもの大きな病院にかかっても特定疾患でまかなわれるものとそうでないもの(国保負担)に分かれることがあるので、そんなときは請求書が2通(3割負担と2割負担)になるのだが。
何度会計の人と話してもいっこうに話が前に進まない。
仕方がないので「とりあえずいったん紹介状を書いてくれた大きな病院へ電話してもいいですか?」と伝えると「どうぞ」と言って来たので、すぐさま電話をかける。
その一部始終を受付の方に話すと「わかりました。僕から1度、そちらの病院へ電話するのでもう暫くに間、その場所でお待ち頂けますか?」と言われた。
受付を開始してから4時間が経過。
結局のところ今に始まったことではないが、医療従事者は権力に弱いので一般人の私が、どんなにかけあっても「ですからね、鈴木さん、何度言われても、カルテには、難病の記載がないんですから払うしかないんですよ」と先程まで大口を叩いていた医療事務の受付の人は、バツが悪いのか。
受付の若い女の子に「やっぱり今月分の医療費は、もうすでに月額の上限額に達している為、支払わなくてもいいそうです」と言って来た。
最後に看護師さんも出て来て「本当にどうもすみませんでした」と言って来たが。
こちらの整形外科医は、ベーチェット病の患者に今まで1人しか会ったことがないと言っていた。
果たして難病法に指定されている医療機関がそんなもんで良いのだろうか。
ちなみに私の次にやって来た患者さんは1万円も支払っていた。
もしかしたら私のように何十枚も許可なく一気にレントゲンを撮り、お金を支払わせる作戦に合ったのではないだろうか。
と受付に盛大に祀られている神棚を見ながら思ってしまった。
それにこの病院の医院長は私の主治医のことを「あのデブだろ」と言ったりして暴言を吐いて来た。
できるものならば幼児教育からやり直した方が良いと思う。
医療難民という言葉があるけれどある意味私もそうかもしれないね。
帰り際、小さな病院へ行くように紹介状を書いてくれた大きな病院にも立ち寄り顔を出すと受付の人達は皆、ホッとした様子。
しきりに謝っていた。
こんな調子ではすぐにはすぐ他の病院へ行く気にはならず。
一刻も早く特定医療受給者証に「仮」のマークがなくなると祈るばかりだ。
2015.05.21 この日のブログには某整形外科の医師が無理矢理、私の携帯を取り上げて撮影した右肩のレントゲン画像が掲載されている。
まさにドクハラだと思った。
2015.05.25 残念なことに本日もまた「かかりつけ医制度」を用い大きな病院から小さな病院への紹介状を持って前回とは違う整形外科を受診する。
「ケナコルトとキシロカインを打って下さい」と言ったら、断られてしまった。
とにかく断られた理由としては、当り前ではあるけれど、やはりステロイドの副作用が心配とのこと。
さらにこちらのクリニックの整形外科医は「もしも副作用が出たらどうするんですか。私はこの大きな病院の先生とも繋がりがありませんので、一切責任持てませんよ。」と言った。
「でもね。先生。私はもうすでに随分と前からステロイド性の白内障にかかっておりますし。不正出血で婦人科にかかることもあり。今更誰かに責任を取って欲しいとは思わないのですが。」と言うとこのクリニックの整形外科医は目を丸くして驚いていた。
(大きな病院では白内障くらい日帰りで手術できる時代になったからいざとなったら日帰りで手術を受けなさいと言った感じだ。こんなことくらいで難病の治療をやめるわけにはいかないと言うのが、大学病院の先生たちの考えだ。)
確かに小さなクリニックでは、あまり難病患者なんて来ないかもしれない。
だからこの先生の気持ちもわからなくもないが。
そのかわりボルタレンサポ50mgの処方か、ノイロトロピンならば注射できるとのことだったので、ボルタレンサポ50mgは自宅に常備してあるので、ノイロトロピンくらいではこの痛みは治まらないが。
本日は右肩に1本、注射してもらった。
結局のところ今回の病院では、40肩、50肩くらいの治療であれば診ることはできるが、正直な話。
特定疾患の認定医にはなったものの、実際にはベーチェット患者を見たことがないのでわからないとのこと。
しかもこの病院も前回の病院と同様に新制度になったせいか。
まったく難病の医療費制度の仕組みを把握しておらず。
国保で3割請求された。
もちろん私が風邪をひき病気にかかったのであれば潔く3割支払うが。
これでは何の為に医師に診断書を書いてもらい、世帯主全員の住民票を取り。
世帯主全員の課税証明書、もしくは非課税証明書を取りに行ったのか、まったくを持ってわからない。
挙句の果てには医師が直接、窓口に出て来て「今回はとりあえず3割でお支払い頂けますか?」と言う始末。
「一応ですね、保健所もしくはこちらの病院を紹介してくれた大きな病院へ直接電話をかけ聞いてもらっても良いのですが、新制度では難病患者は2割負担となっており。上限額というのがあるのご存じですか?」とそこまで説明したところ、受付の方が(おそらくこの先生の奥さん)「2割負担ってどこに書いてあるんですか?」言って来た。
「最初に受給者症を提出しましたよね」と言うと今度は「うちの病院では特定疾患の患者は初めてだから」と言った。
いったいどれだけの医療機関が新制度を把握しているのか。
いささか疑問、というよりは、かなり疑問となって来た。
もしかするとネットなどを駆使できないお年を召した方達はいわれるがままに自己負担金額ではない医療費を請求され、支払ってしまっているかもしれないと思った。
ちなみにこの話には後日談があって、この病院の先生の奥さんがすぐに大きな病院の整形受付に電話をして来たそうだ。
それで「2割負担だとか、上限金額を超えているからとか言って、鈴木さんが支払わないのですが」と言って来たので「鈴木さんはこの病気に関しては2割負担でもうすでに私たちの病院でとっくに上限金額を超えてしまっているので、支払う必要はないのですよ」と伝えると難病の新制度をまったくわかっていない受付の人は、腑に落ちないと言った声で電話を切ったそうだ。
やれやれである。
せめてもの救いは私がいつもかかっている大きな医療機関がちゃんとした病院であると言うことだろう。
2015.07.08 某有名整形外科を受診した際、「あなたの病名は肩こりです」と言われた。単なる肩こりならば、わざわざ大きな病院へ行き特定疾患の申請なんてしない。
しかも新たにレントゲンを撮るそぶりもなく。
何故かずっと2006年にはじめてこの病院で撮ってもらったレントゲン写真を眺めながら話している。
リウマチ内科では骨シンチをやった結果、大半の骨が炎症を起こしていたのだが。
と言いかけたが、確か、下肢障害の認定を受けるとき。
どうしてもこちらの部長の認定が必要で1度だけ。
この医師に診てもらったことがあったが、人の性格っていうのは、なかなか変わらないもので。
今回もまた私の病気を単なる肩こりと診断した上。
「あなたの痛みは、あなたの個性ですからね」と言った。
もちろんリウマチ内科を受診した際、これらのエピソードを伝えると都内の大学病院から来ている主治医はハッキリと「僕が言うのもなんですが、その先生はかなりエキセントリックなお方ですね。もう2度とこの先生のところには行かなくても結構です。」と言った。