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本年もThe SUZUTIMESをよろしくお願いいたします! #note初め

新年、明けましておめでとうございます。
noteで迎える2回目の新年。今年は「奇跡の9連休」なんて言われている年末年始です。皆様はいかがお過ごしですか?

巳年の今年は「脱皮して以て大蛇と成る」という言葉のように、一皮二皮むけたSUZU GROUP(と私)になれるように張り切っていきたいと思います!

さて、今年最初の更新は、新潟でお正月にお馴染みのお料理を紹介します。

抱負を!とも思ったのですが、振り返りで少し触れたので・・・
せっかくの奇跡の長いお休み。
連休を過ごすネタが尽きてしまった時に「作ってみようかな〜」と思い出してもらえる(かもしれない)ということで、郷土料理のレシピをご紹介しようと思います!

新潟の郷土料理:のっぺ

写真の「のっぺ」はちょっと汁が多めかも?
(公益社団法人新潟県観光協会さんの「にいがた観光ナビ」からダウンロードしたお写真です)

「のっぺ」と聞くと、全国的に知られているのっぺい汁を思い浮かべる方も多いかと思います。
給食で出てくる時に“汁物枠”で登場するそれらとは違い、新潟の「のっぺ」は煮物料理です。

ポイントは、干し貝柱で出汁をとること・里芋が入ること・いくらがのること。
とはいえ、広い新潟ではエリアによってのっぺにも違いがあるのが、また面白いんです。

いくらやぶつ切りにした鮭が入るのは『塩引き鮭』で知られる下越地方に多く、山の多い上越地方は、油揚げが入ったりとろみづけは片栗粉でしていたり。

冷たく食べるか温かく食べるかも違います。

もっと言うと、のっぺは郷土料理でもあるため、各家庭の味があるのも素敵ポイント。

“おせちは買ってきても、のっぺだけは作る”なんて家庭もある、新潟のお正月に欠かせないお料理でもあります。
この年末年始に故郷へ帰って久々に口にした(ている)、なんて方もいるのではと思います。

そんな新潟の味(人によっては“懐かしの味”かも?)を、作ってみませんか?

のっぺのレシピ

<材料>

・干し貝柱    約10g
・干ししいたけ  約10g
・里芋    4 個
・にんじん  1/2 本
・たけのこの水煮  1/2個
・かまぼこ  1/2本
・干し貝柱、しいたけの戻し汁、水を合わせたもの 100cc
・醤油  大さじ2
・塩   少々
・酒   大さじ2
・みりん 大さじ2
・いくら お好みで

鮭やえび・鶏肉など、お好みの具材を入れても◎!!
きのこを増やしたり、レンコンを入れるのもおすすめです。

<下準備>
⚪︎干し貝柱、干ししいたけは水でもどし、貝柱はほぐしておく。
⚪︎戻した汁はとっておき、100ccに足りない分を水で足す。

<作り方>

1、食材は全て角切りにしておく。

2、お鍋にだしとかまぼこ以外の具材を入れ、煮込む。
※しっかりアクを取りながら、できるだけ触らずに煮込むことで綺麗な煮物に仕上がります。

3、かまぼこを加え、調味料で味を整える。

4、器にもり、仕上げにいくらをかけて完成です!

トップの画像にも使用している写真。
炊き込みご飯にアレンジしたのっぺです。

みんなののっぺ

さてここからは、『みんなののっぺ』と題してSUZUスタッフや店舗のオリジナリティあるのっぺをご紹介します!

高橋家の「のっぺ」(新潟市)

SUZUVELスタッフの高橋さん宅ののっぺは、貝柱・干し椎茸・昆布でだしをとっているそう。

おだしの味を生かすために、味付けはお酒・みりん・塩のみ!
透き通った綺麗な仕上がりが印象的なのっぺです。

さらにポイントなのが、椎茸。
戻した後に食べやすいサイズにカットし、醤油や砂糖で甘辛く煮つけて別に添えるそうです。

いろんな素材の味わいを楽しめそうな一皿。
シンプルな味付けと綺麗な見た目からも“のっぺらしさ”を感じます。

山下家の「のっぺ」(新潟市)

同じくSUZUVELスタッフの山下さんが作るのっぺは具の種類がたくさんで豪華なのっぺです!

鶏肉に鮭、里芋、くわい、こんにゃくなどの具に加え、ご自身が大好きという銀杏と百合根が多めに入っています。

山下さんが新潟で暮らすようになってから、岩手県出身のお母様がのっぺを気に入り、お正月にはたくさん作ってくれたそう。
今は亡きお母様の張り切って台所に立つ姿を思い出すお料理であることも教えてくれました。

郷土料理って、そういった思い出や記憶も一緒に受け継ぐことができるのも素敵なところですよね。

SUZU365の「のっぺ」(長岡市)

こちらは年末オードブル用の「のっぺ」の仕込み現場です。

貝柱をほぐしたり、にんじん・里芋・れんこんといった野菜を切るのも全て手作業で行っています。

のっぺらしさの一つである、「全ての食材が一口サイズの大きさ」であることも、手作業だからできること。

オードブルにはオリジナルメニューの『のっぺグラタン』として入れるのですが、一旦のっぺを完成させてからグラタンにするという、実は手間のかかった一品でもあるんです。

WILLOW HOUSEの「のっぺ」(のっぺグラタントースト)

最後にご紹介するのが、SUZUの新店舗WILLOW HOUSEスタイルの「のっぺ」です。

ベーカリーということで、オリジナルのパン(東山ブレッド)にのっぺをベースとしたグラタンを乗せてトーストした一品です。

優しい味わいののっぺと、濃厚な旨味のベシャメルソース。
ごろっと入った食材の存在感も楽しめる、人気のお食事パンです。

最後に・・・

2025年最初の記事は、新潟の郷土料理「のっぺ」をご紹介しました!

日本各地にある郷土料理は、その地域の風土や歴史が反映された素晴らしいものです。
今回の記事を書く中でも、それぞれを紐解くことがとっても面白く、これらを残していくことが大切なことであると、改めて思いました。

今年はもっと新潟を身近に感じていただけるように、こんな風に郷土料理を紹介する記事を増やしていきたいと考えています。

末筆ながら、本年もThe SUZUTIMESとSUZU GROUPをどうぞよろしくお願いいたします。

次回の更新もお楽しみに・・・!

これえだ

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