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【SUZUのひと #2 】 ものに込められた思いや背景を使って人を繋ぐ仕事。

The SUZUTIMESのシリーズ企画【SUZUのひと】では、SUZU GROUPで働くひと(スタッフ)へフォーカスしたインタビュー記事をお届けします。
SUZUのひとはどんなことを考えてお仕事をしているか。新潟って、SUZUって、どんなところか。少しでも感じていただけると嬉しいです。

第二回目のSUZUのひとは、SUZUDELIでホールのお仕事をされている新井 悠さんです。
※記事の内容は2024年4月公開時点のものです。

── 本日はよろしくお願いいたします。早速ですが・・SUZUDELIで働き始めたのはいつ頃からですか?

最初に働き始めたのは2019年ごろで、主人の転勤で新潟に転居してきた時に
SUZUDELIと出会いました。
なんか、いい感じの飲食店で働きたいと思っていて・・・行ったことはなかったんですけど、前だけ通りました(笑)

── んん?最初?

そうなんです、私、実は一度退職していて。
働き始めて半年ほどで二人目の妊娠がわかり、辞めさせてもらったんです。
2度目の働き始めは2021年で、先輩スタッフに「また働きませんか〜?」って声をかけてもらいました。

── そうだったんですね!退職後も繋がりがあったなんて、素敵。

でもその時は保育園など、働く環境が整えられておらず。しばらくは土日だけ勤務する形で雇用してもらってました。

ちなみに、同じ年の12月には6SUBI(摂田屋)のスタッフ(以前SUZUDELIで店長をしていて、一緒に働いていました!)が産休に入るとのことで、6SUBIへの異動のお話しもいただきました。

正直、自宅からはそっちの方が近いので、良いかも!と思ったのですが、『スタンドスタイルで、一人で回すこともある』と聞いて、一人は無理だ!と思い辞退しました(笑)

(インタビュー中、たまたま奥に当時の店長がいて「だって絶対6SUBIは悠さんだ!悠さんにやってほしいと思ったんだもん!」と声が聞こえました。笑)

2022年の春には子どもたちの環境も整ったことで、少しずつシフトを増やしてもらい・・・下の子が年少さんになった今では、SUZUDELIでがっつり働いています。

── なるほど、そんな経緯が(笑)でも、古巣に戻らず心機一転ってこともできたところ、戻ろうと思った決め手はなんだったんですか?

連絡をもらって、率直に嬉しかったんですよね。
あとは、前回半年しか働けなかったけど、当時の先輩方がSUZUDELIでの仕事をすごく優しく丁寧に、しっかり教えてくれたんです。
SUZUDELIの“人の良さ”を思い出して、また働きたいと思いました。

── うんうん。ただ、きっと、逆にはるかさんも半年でしっかり爪痕を残していたということですね!では、2度目のSUZUDELIで、働いていて楽しいこと・良いことはなんですか?

え〜!全部楽しいんです〜!
お客様とのやりとり、スタッフ同士のやりとり。全部が楽しくて。

ただ、何よりも、スタッフや将さん(SUZU GROUPオーナーシェフの鈴木)が考えたお料理をお客様におすすめするということが楽しいです。

料理やものに対するこだわりを聞いて、知って、自分なりの解釈でお客様に伝えること。それが伝わって、お客様が笑顔になる瞬間が嬉しいですね。

── なるほど、それはホールというポジションの醍醐味かもしれない。けど、逆に「自分で作ってみたい!」ってなりませんか?

なりません!作ることに関して、興味が薄いのかもしれないです。
自分はそのお料理のいいところを掬い上げて売る方が得意なんだと思います。
これまでもずっと飲食に携わる仕事をしてきましたが、作る側をやりたいと思ったことはありません(笑)

── 面白い〜!逆に大変なことや苦労した(している)ことはありますか?

食材ひとつにしても、お料理にしても、知識がないと繋げられないので、日々勉強ってところですかね。

野菜の学校(SUZUDELIで毎月開催している料理教室)や社内で共有される情報を自分なりにキャッチするようにしていますが、足りないくらい。
常に「勉強しないとな〜」と思います。

毎月開催しているお料理教室「野菜の学校」は、これまでに120回以上実施しています。

お客様と会話していると、そのニーズも変わってきていることを感じます。食への興味・関心が強かったり、SUZUが好きだったりする方が来てくださる。
そう思うとちょっと、プレッシャーのようなものさえ感じます。

── 新潟出身のはるかさんでさえ知らないことがたくさん?

そうですね、三条(新井さんのご出身)と長岡(SUZUDELIのある場所)じゃ全然違う!

それに加え、私が地元にいたのなんて学生時代のことで。
その当時に見ていたものと、大人になった今とでは見ているものや知るものの質が違うから、今、「いいなぁ」と改めて魅力に思うこともあるし、戻ってきて初めて知ることだってたくさんあります。

── 確かに。学生時代と子育て世代、内側からと外側・・・その視点は経験からくる大切な視点ですよね。

そうですね〜!
新潟は、やっぱり人と人の距離が近い。一度離れたからよりわかります。いい意味で近い。お客様ともスタッフ同士でも。

だからなのか、新潟に戻ってきた時は安心感がありました。

── そんな中でSUZUを選んで入社して。ご自身の中に変化はありましたか?

入りこそ「おしゃれ〜!いいじゃ〜ん!」って印象からでしたが、その中にこだわりや信念、軸がしっかりある会社であることがわかり、感銘を受けたんです。
そんな仕事に関われて嬉しいと思いました。

会社の考えに触れることで、だんだん自分にもそんな意識ができてきて、いろんなことに意識が向くようになりました。

今までは興味のないことは興味がないで終わっていたような感覚ですが、目の前に見えていることだけでなく、その背景まで考えて動くようになったのはSUZUに入ったからだと思っています。

地元のことや、“人が何かにかける想い”を知りたいと思える自分に出会えたんです。人間としても成長させてもらったなと思って。

── すっごく素敵!・・・な反面、確かにそれは“日々勉強”ともいえるちょっと大変な感覚かも。シンプルに、辞めたくなることないですか?

え、あるある!(笑)

ただ、そういう時は自分の中でキャパオーバーになってしまっている時。だから、こう、本気でというか根本的にというか、そういう意味で辞めたくなったことはないですね。

── わかります(笑)そういう時、はるかさんはどうやって切り替えるんですか?

SUZUDELIのメンバーに話を聞いてもらって、スッキリして切り替えています。
割となんでも喋れる間柄なので、私のプライベートは結構筒抜けです(笑)

── 大切!!コンディションも共有し合えるスタッフと働くのは安心ですよね。では最後に、これから目指すことやチャレンジしたいことはありますか?

嬉しいことに、接客が良いと褒めてもらうことが多いんです。
だから、今までの経験を活かしたスタッフの教育に取り組みたいと思っています。

飲食って、コミュニケーション能力や社会性を培うことができる職種だと思ってるんです。
お客様に対してはもちろん、スタッフ同士だって、人と人。機械的な接客はしたくないし、まずはスタッフが居心地の良いお店を作らなければ、お客様だって居心地が良いとは感じられないはず。

── 接客のお仕事がお好きなんですね!

そうですね、好きなんですね。
決まった枠にはまったやり方があまり好きではなく、ベースがありつつ臨機応変に動けることに魅力を感じます。

だから、その辺りも活かしつつ、「はるかさんが育てたからしっかりしてるね」って言われるくらいを目指して、スタッフ教育に関しても私にできることをやっていきたいと思っています。


編集後記
はるかさんとはこのインタビューで初めてお話ししたのですが・・・話し始めてすぐ、新井さんがどんな人なのかがわかった気がしました。

すっごい気さくで、明るくて。そんな人が色々説明してくれるお店はぜひ行ってみたいな〜なんて思ってしまいました。ぜひ6SUBIに!って言った店長の気持ちもすごくよくわかる。

「日々勉強」とおっしゃっていたのも、私にはすごく“楽しんでいる人”に思えました!
子育てと並行しながらのお仕事は本当に忙しく、余裕なんてないはず。でも、食材や新潟についてを学ぶことを楽しまれている感じがして、すごく素敵に見えました。

これからのSUZUDELIはもちろん、新井さんに育てられた“はるかJr.”がSUZUDELIのホールに立つ姿を楽しみにしています!

はるかさん、貴重なお時間、ありがとうございました!

次回の【SUZUのひと】もお楽しみに!

これえだ

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