素敵な結婚式と東京ひとり散歩
昨日は友人の結婚式にお呼ばれして
東京へ遊びに行ってきた。
会場は憧れのパレスホテルトーキョー。
なんと素晴らしいセンス!
もうこれだけで行くっきゃないっしょ。笑
新婦とは高校時代の友人で、
同じグループだったわけではないけれど
やたら話が合うしウマが合うしで、
なんだかんだよく一緒に過ごしていた仲だった。
それに彼女は現在医師をしていて、
私の病院に研修医として来ていた時期があった。
だから社会人になってからも
少しだけ交流があったのだ。
と言っても私が社会人二年目くらいのときに
一回ご飯に行ったっきりで、
それ以来会っていなかったので
誘われた時はちょっとびっくりした。
全然会ってなかったけどいいの?!と。
それでもすごく嬉しくて、
二つ返事で出席します、と返事をしたのだった。
そうそうこの彼女、
私が皮膚科の医院にかかったときの
女医さんの娘なのだ。
彼女のご両親もどちらも医師をしていて、
ご夫婦共同で医院を開業されている。
私はそれを知っててその医院に行って、
あまりに彼女とお母さんがそっくりなので
吹き出しそうになって帰ってきたことがある。笑
そんな彼女はわたしと同郷で地方出身だし、
旦那さんも我々と同郷なのだけれど、
彼女のおばあさまが昔からパレスホテルが大好きで
そんな祖母との思い出の場所で
式を挙げたいという強い希望があったらしい。
(ちなみに彼女はおばあさまのことを
おばあちゃまと呼んでいる)(マジ)
(お嬢様なので)
ちなみに、新郎も医師だ。
そして、新郎の親御さんも。
そしてなんと
新婦のおばあさまも医師だそうで、
この家族はとにかくものすごい医師家系だ。
これはすごい。ここまで医者ばかりだと、
何かあっても困らないだろうな。笑
まあとにかく、
私は久々に彼女に会えることも嬉しかったし、
何よりパレスホテルでの式に参列できるなんて
きっと後にも先にもこの一回きりだろうから、
絶対に参列したかった。(下心よ)
私はこないだの大阪旅行明けで疲れていたのか
今週は体調があまり芳しくなく、
とにかく木金で体調を調整して
土曜日の結婚式当日には
なんとか体の調子を元に戻すことができた。
でもやっぱりどこか病み上がりっぽかったので
行きの新幹線では眠気がひどく、
爆睡をかまして東京へ。
髪の毛をすでにセットし終わっていたので
崩さないように寝るのが大変だった。
なんかよく思うけど、こういうとき
女子ってほんとお金かかるよね。
髪の毛も自分でやろうと思えばできるんだろうけど
でも綺麗にセットするに越したことはないし、
それこそこんなふうに東京で式があるとなれば
地方住みは交通費もバカにならないわけで、
ドレスだってできれば新しいの着たいし、
そもそもご祝儀もあるし…
(まあそれは男女共通だけど)
今回の結婚式だけで、
軽く十万は吹っ飛んでいると思う。
大阪旅行でもそれと同じ、
いや確実にそれ以上のお金を使っているので、
今月の私はかなりピンチ。
でも、六月だからまあいっか!!!と
自分のボーナスを当てにしまくって、
なんとなく見て見ぬふりをしながら
やり過ごしている今日この頃。
六月はなんとかなる。大丈夫だ。笑
てなわけで、爆睡から目が覚めるともう東京。
はやい!寝てると二時間もあっという間だ。
ホテルに荷物を預けようと思ったものの、
ホテルが駅から意外と遠くてしんどかった。
もっと近いとこにするんだった、
と後悔してももう遅い。
死ぬ思いでとりあえず荷物だけ預けて、
ランチできる場所を探す。
ホテルの近くにスパイス研究所なる文字を発見し
吸い込まれるように店内へ。
スパイス断ちはどうなった、私よ。笑
なかなかお腹いっぱいになったので、
そろそろ東京駅向かうか〜と電車に乗りこむ。
時刻は14:00を回ったところ。
集合は15:45だったのでまだまだ時間はある。
パレスホテルに早めに行って
優雅に茶でもしばこうかと思っていたのだけど、
さっきのカレー屋さんで
思いのほかお腹いっぱいになってしまったので
披露宴のお料理に思いを馳せて泣く泣く我慢。
パレスホテルにはもちろん初めて来たのだけど、
大きくて綺麗でそれはそれは素敵なホテルだった。
今度、安易にここに泊まるのありだな。笑
と、会場に着いたはいいものの、
他に誰が来るかまっったく知らない私は
これはもしや詰んでるのでは…???と
ここにきて気付くことになる。
新婦の彼女とは
グループが一緒だったわけじゃないから、
彼女のグループの子が来たとしても
顔と名前が分かる気がしない。
そもそも、全く知らない可能性も全然ある。
あ〜〜ひとりか〜そういうパターンか〜〜
と泣き叫びそうになっていたが、
いざ蓋を開けてみたら
案外知ってる顔が何人かいてひと安心。
そして、彼女たちも
「私、新婦と最近全然会ってないけど
今日来てよかったのかな?!私で合ってる?!」
みたいな半信半疑スタンスの子ばかりで
笑ってしまった。
なんだ、みんな仲間じゃん。
よかったよかった。笑
来賓には、新郎新婦のご親族として
地元で名を馳せている先生方がずらりと参列していて
やっぱりすごいなあ、、と思った。
叔父としてビデオレターに登場した方が
〇〇病院の院長であったり、
参列されている有名な先生が彼女のご両親の
医学部時代の同期であったりと、
なんだかものすごい天才集団が爆誕していて
すごすぎて笑ってしまった。
でも私の学生時代の同級生は
わりとみんなこんな感じで、
どこかの企業の御曹司とか
医者の娘とか院長の息子とかがザラにいるので
慣れてはいるんだけれど、
いざ目の前に親族として現れると
いやあ、あれは本当だったんだなあ、、
と言う気持ちになるのだ。笑
肝心の式はものすごく素敵で、
思い返してみると三回くらい泣いていた。
久々に結婚式でこんなに泣いた気がする。
というのも新婦のお母様がずっと泣いていて、
つられて泣いてしまうのだ。
あ〜、本当に本当に、
大事に育てられて来たんだなあ。
信じられないくらい優しそうな旦那さんに
ニコニコ見守られながら
ご両親へ向けてスピーチする彼女を見ながら、
幸せそうで本当に良かった、と私も思った。
彼女は昔からそうだけど、
いやらしさというものを全く感じさせない子だった。
ギラギラした女子たちは、
どこで結婚式を挙げるかというところで
マウントを取り合ったりするんだろうけれど、
彼女からはそういうものを全く感じないのだ。
もちろんパレスホテルというのは
最高級の結婚式場であることは間違いない。
でもそれは、不純な理由によって
選ばれたわけではないのだ。
彼女は私たちに見せびらかすために
ここを式場として選んだわけではない、
ということが分かるのだ。
不思議だよね、こういうことって
ほんとうに「分かって」しまう。
見栄なのか、本物の思いなのかということって。
なぜだろう。
その理由は分からないけれど、
見栄なのかそうじゃないかっていうのは
どうしてかすぐに分かるものだ。
みんな分かってても言わないだけで。
彼女は昔から、
人からどう見られるかということを
全く考えていないカラッとした性格だった。
高校の修学旅行のときも、
日本舞踊の発表会があるからという理由で
最終日に一人だけ離脱して
みんなを驚かせたことがある。
修学旅行だよ???笑
彼女はその頃から自分の中での
色んなことへの優先順位が決まっていて、
しかもそれを周りから否定されたことがない
環境にずっといたのだな、ということが
このエピソードからも分かる。笑
(というか親が医者ということもあって
先生たちも何も言えないし、
もはや誰も何も言えないのだ。笑)
彼女は、
人からよく見られなくても自分は愛されている
という確固たる自負があって、
誰かに心から愛されているという自負がある人は
その佇まいだけでそれが分かるなあ、
とよく思う。
だから本当に、ただ純粋に、
「おばあちゃまの好きなホテルだから」という
子供が何かを選ぶときのような
そんな純粋な理由でここを選んだのだな、
ということがとてもよく分かって、
マウントを取りたがる女子と本物のお嬢様とは
こうも違うのだな、と感心してしまった。
だからこそ私はここでの式を純粋に楽しめたし、
心から祝福できたのだと思う。
マウント女子たちが
高級な式場を選んだそれっぽい理由を
あれやこれやと述べているのを見かけると、
結局のところは
「ここで結婚式を挙げられる私、いいでしょう」
という腹づもりでいるのが透けて見える。
理由を述べれば述べるほど、
その必死さも相まって嘘っぽく聞こえるのだ。笑
彼女からは、そういうことを全く感じない。
こういうところがお嬢様たる所以なのだな、
と一人で謎に納得した。
まあそういうこともあって、
私はものすごく彼女の式を楽しむことができた。
たくさん笑ってたくさん泣いた。
ものすごく良い式だった。
実家がお金持ちだからって奢らない彼女も
医者だからという理由で高飛車にならない彼女も、
そんな彼女を好きだと言う旦那さんも、
全部ひっくるめて心から素敵だなと思ったし、
そんな彼女とこれからも
仲良くできたらいいなと思った。
今日この式に参列できてよかった。
心からそう思った一日だった。
またご飯行こうね。
その後は一人で浜松町のホテルに戻り、
部屋で一人酒。
とりあえずいただいた花束をコップにさしこんで
大好きなTWICEのナヨンちゃんが
ソロ活動で新曲を出していたので、
部屋でその曲を流して踊りながら酒を飲んだ。
さっきまではおめかしして
ドレスアップしていた私だが、
それを脱ぎ捨ててキャミソール一枚で
一人で踊り狂うその時間がまたすごく楽しくて、
私って人生を楽しむ天才かもしれないな、
と自分で自分に感心した。笑
誰かといる時ももちろん楽しいし、
一人の時間もめちゃくちゃ楽しい。
どちらも同じくらい大切な時間だ。
久々の友人と会って緊張していたのもあるし、
踊り狂って疲れたのもあって、
シャワーを浴びてそのまま泥のように眠った。
起きたら10:30だったので、
急いで準備をしてホテルを出る。
今日は特に何をするとも決めていなかったが、
ヒールで重い荷物を持ちながら歩くのが
辛くて辛くて辛すぎて、
一旦ステーションホテルのロビーにて
お茶をすることにした。
ロッカーが全滅だったのだ。
それで東京駅で途方に暮れて、
とりあえず考えるためにお茶だ、となって
ここのロビーに入ってみたのだった。
ここに入るのは初めてだったけど、
ものすごく素敵ですごく良かった。
私だけ白Tにサングラスという出立ちで、
これは場違いかもしれない、、と思いながらも
高級ミルクティーに舌鼓を打つ。
一杯2200円って!すごい。すごくやばい。笑
やっぱ最近の東京の物価やばくない?笑
まあでも、この素晴らしい空間とかサービスとか、
そういうもの全てに対する対価として
このお金を払っているわけで、
仕方ないと言うかなんというか、
そう思わざるを得ないというかなんというか。笑
まあ、せっかくお金払ってるんだから
思う存分満喫しよう!と思い直した。
本当に素敵な空間で、
高級ではあるけれど来れて良かったな、と思った。
この高級カフェで優雅に過ごしながら
今日のこれからの予定をあれこれ考えた結果、
アンティークショップの多い
蔵前エリアに行ってみようと決めた。
蔵前は東京のブルックリンと言われているらしく、
わたしの好きそうなアンティークのショップが
軒を連ねているエリアだ。
とっても楽しそう。
そんなわけで蔵前に向かった私は、
そういえば今日はまだ食べ物を何も食べていない
ということに気が付いて、
とりあえずランチのお店を探すことに。
でも、ヒールだし荷物も全部持ってるしで
私の心はほとんど折れかけていたので、
駅からほど近い昼飲みできそうなお店に
とりあえず入ってみた。
ここがまたとっても良くて、
ここに来れただけで蔵前に来た甲斐あるじゃん!
と思えるようなお店だった。
結局ここに一時間ちょっと居座ってしまった。
ワインも飲めるし、料理も美味しいし
デザートまで美味しくて最高だった。
昼から飲める、というのは
私にとって本当に最上級の幸せで、
それさえできればその日はいい一日認定される。
東京は車社会じゃないから
安易に昼飲みができるのは素晴らしいよなあ
と思いつつも、
やっぱり歩くと言うのが主な移動手段だと
どうしても疲れてしまうなあ、とも思った。
一長一短だな。
車社会に慣れてしまった私には、
東京はやっぱりもう住むところではない。
たまに来てこういうふうに優雅に過ごしたり
昼飲みしたりできればそれで十分だ。
その後、蔵前のアンティークショップを
いくつか巡ろうと思っていたのだけど、
あまりの足の痛さで絶対に無理そうだったので
ちょろちょろっと駅の周りを歩いて
私の蔵前散歩は終焉を迎えた。
何しに来たんだ。笑
蔵前エリアは本当に気になっているので、
今度また落ち着いてゆっくり来たいな。
で、またまた東京駅に戻って、
即新幹線に乗り込んで爆睡して無事帰宅。
やっぱり、東京は人が多すぎて
それだけで疲労感がすごい。
あそこまで人がいなければそれだけでだいぶ
ストレスは減るんじゃなかろうか。
次来る時は荷物をちゃんと預けて、
歩きやすいようにスニーカーも持参して笑、
ゆっくり散歩できたらいいな、と思う。
足は痛かったけれど、
なかなか充実した東京ひとり旅でした。
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