ケミストリーを楽しめ!
働く職場という場所は、流動する社会の一コマです。
家族経営、中堅企業、大企業、超有名企業などなど、様々な形態があります。そこは、人間が生きている世界の一コマです。
職場における楽しみもあれば、当然嫌なこともたくさんあります。
ケミストリーというのは、いわゆる化学反応のことであるが、人と人が交われば、不思議な化学反応がおきるのです。
家族経営でも、親子だったらうまくいくけれど、夫婦だと不思議と呼吸が合わないとか、中堅企業以上になると、社員さんとパートさんなど、化学反応が起きる可能性が高くなります。〇〇さんがいると安心ねという場合もあれば、今日は××さんが入るから、こうしましょうねというような、職場の雰囲気も不思議と変化するものです。
よく女性が、「生理的に受け付けない」というようなことを聞いたことがあります。単なる、好き嫌いの問題ともとれるわけですが、この「生理的に受け付けない」というものは厄介で、傍目からみれば、他の人と大差ないのに、なぜ、そんなことを感じるのだろうかと不思議に思う人もいるのも事実です。
この「生理的に受け付けない」というのが、まさにケミストリーが起きていることへの抵抗だと思うのです。
当の本人は、気が付かないし、受け入れられないのです。
それは、ある意味人間たるもの感情豊かな生き物ですから、否定はしません。
ところが、組織の中の、そんな小さな化学反応を察知できない幹部は何が起きているのかすらわからず、当たり散らしたりするのも昭和ならではだったかもしれません。
今の時代、化学反応が起きないように、避けるのがうまくなっているのかもしれません。それが、人と人との関係の希薄さかもしれません。
「やることやって、もらうものをもらえばそれでよし」そんな時代なのかもしれません。
仕事は、一人では成り立たないものなのです。
だから、人と交わること、化学反応を楽しむつもりで、良かったことも嫌なことも、化学反応の結果として楽しむことができれば、仕事はもっと楽しくなると思うのです。
「生理的に受け付けられた」に変わるか変わらないかは働く人の心がけで変わるものです。
ですから、仕事を通して、ケミストリーを楽しめと私は言いたいのです。