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本の編集に挑戦。文章を引いたり寄ったりしながら、見える世界。

言葉に触れている時間がすき。

それは、読むことも書くことも聞くことも編集することも全部当てはまります。



それは、一体なぜなんだろう?

きっと言葉を通して、何かを学んだり、気づいたり、理解することで、新しい景色を見れるからなのかなとぼんやり考えていました。

今年の夏から、新しく始めたKindle出版サポートのお仕事。

そこで、自分が書くだけでは見えてこなかったことに気づいたんです。

今日は、本の編集をしながら見えた世界について書いてみようと思います。

遠近法で浮かび上がるもの

編集作業は、文章との距離感を意識しながら、文章を引いて上から眺めてたり、寄って近くで感じながら進めていきます。

この「引く」と「寄る」のバランスを探る作業が、読者にとってのちょうどいい距離感を測ることにつながると思うんです。

文章を引いて見ると、著者の強くて太い根底に流れる一本の軸が浮かび上がってきます。

ここが本質的なメッセージであって、ブレない部分。

その人ならではの価値観とか信念を知ると、どんどん著者のファンになっていく自分もいます。

一方で、文章を寄って読むと、そこに滲み出る著者の人柄を感じることができます。

時に力強く、時に慎重な言葉の選び方が、著者の人生観を表しているんですよね。

文章は、人となりや思考のクセが本当によく表れるツールだと改めて感じます。

二人三脚で進める本づくり

文章も本も、ただの情報ではありません。

Web記事やSNSでは、表現しきれないことがきっとあるはず。

書き手の人生そのものが反映されているからこそ、本づくりは奥深くて、著者にとっても編集者にとっても、また読者にとっても人生と向き合う時間になる。

1冊の本が完成するまでの道のりは、決して平坦ではないけれど、その過程で共に悩んだり考えたり、時には立ち止まることで、より深い気づきとこの先叶えたい願望がむくむくと湧き上がってきます。

文章との距離感を大切にしながら、著者と読者をつなぐ本づくりをこれからもライフワークにしていきたいなと思うのでした。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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