あいつ教員辞めたってよ#1
なぜ教員を辞めたのか?
その経緯とそこに至るまでの葛藤を少しお伝えしたいと思います。
教員を中途で辞めた多くの方が
「やりがいがあった」
と書いています。
私もやっぱり同じ。
高校教員という仕事は本当にやりがいがありましたし,
天職だった,と今でも思っています。
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授業でキラキラした目をして「面白い!」と言ってくれる生徒の表情を見るのも嬉しかったし,そのことについて語り合うなんてことも本当にワクワクしました。
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部活動でみんなで休日の練習を頑張った後の,なんか教員まで”仲間感”なのも楽しかった。
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文化祭とかスポーツ大会で,あちこちで起こる揉め事をおさめながらみんなで何かを創り上げていく過程は本当に充実していたし,どれも本当に素敵な思い出でした。
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修学旅行の引率は正直眠れなくて本当に大変だったけど,おかげであちこちに行くことができたし,「修学旅行まじ楽しかった!」って言ってる姿を見ると,まぁ大変だったけどよかったな,って思えました。
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疲れてると見るや,「はい,栄養ドリンク」って渡してくれる生徒もいたし,やんちゃな生徒の指導も最後にはいい思い出になることが多かった。
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20年以上教員をやっていると,何人か本当に慕ってくれる生徒たちがいて,卒業してからもお互いに人として交流できるような温かなやりとりも今でもあります。
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書いていると,なんで私辞めたんだろう,って本当に思います。
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でも,もう一度戻れるか,と言われると
「・・・」
今は答えられない。
むしろ,戻ることは難しい,と思ってしまう。
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自己紹介で書いたように,私には夢と野望があって学校教員という枠を飛び出しました。
それでも,そこには多くの葛藤がありました。
そのことを抜きには自分の考えの発信はできないようにも思います。
少しずつ,ゆっくり
私の決断と心理×教育への思いを綴っていきます。