見出し画像

Daily X #6 戦略家(笑)の頭の中

今回は、戦略の考えかたという知識は、認知バイアスの回避につながるというお話です。

「戦略サファリ」という本では、戦略家の考えかたを以下のように説明しています。(かなり私の想いで表現は変えていますが)

  1. 自分の中で育まれてきた価値観・倫理観・世界観などに基づいて

  2. 過去の事実や知識から、問題やニーズを浮き彫りにし

  3. その時の社会情勢や自分の置かれている状況を踏まえて

  4. 新たな気づきや学びも得ながら

  5. 自分の所属している組織(や仲間)の能力や可能性を考慮しながら

  6. 自分の想いを込めた将来の目標を描き

  7. 実現のかたちの設計と、取り組みかたの計画を立てる。

図で表すと、このようなイメージとなります。
(毎度わかりにくくてすいません。) m(_ _)m

戦略サファリ記載内容の図式化

注)コグニティブというのは認知心理学的といった意味です。
  (スクールというのは気にしないでください。ww)

小難しい用語はともかく、この図式は何も「戦略家」に限らず、新たなことに取り組もうとしているごく普通の人々の頭の中もほぼこういう事になっていると考えてもいいのではないかと思います。

ここで、過去の記事でお話した「なぜ正しいが正しいとならないか」とか「ドリーマーはビジョン・コンセプトを示し他の役割の人との共感を図る」とかを考えると、お互いが理解し合えるように、以下のことをコトバ化・図式化する必要があることに気がつきます。

  1. 「問題やニーズ」を特定した背景にある「価値観・倫理観・世界観」

  2. 「目標」が導き出された背景にある「想いや夢」

  3. 「実現のかたち」と「取り組みかた」がどうして「目標」の実現に
    つながると考えたのかという「推論・仮説」

自分の過去を振り返ると、相手とうまくコミュニケーションが取れなかったのは、上記の3つについての説明をすっ飛ばしたり、きちんとコトバにしたり、わかりやすく絵に書いてみたりするのを怠っていた時ではなかったかなあという気がしております。

「戦略家」に限らず、「何かに取り組む人」の頭の中として以下のように表現してみてはどうかなと思い、少し雰囲気の異なる絵にしてみました。

何かに取り組む人の頭の中

注)コンテキストというのは、背景情報とか文脈と言う意味です。

図のタイトルにもう書いてしまっていますが(笑)、
わたしとしては、上述の3つのうちの1つ目の「価値観・倫理観・世界観」
に至るところが特に大事だと思っています。
相手の「価値観・倫理観・世界観」がどうしてそうなっているのかというのを、相手の背景(つまり育ちとかその人の歩んできた道とか)をうかがい知ることによっておおよそ理解することが、ドリーマーとしての重要な感性あるいは能力ではないかなと考えています。これができれば、早い段階で意見が合わなそうな空気を感じ取り、対処の仕方を考える余裕が生まれます。
前回に続く「ドリーマー脳を鍛える」重要なカギとなります。

(上図で2,3について、ちゃんと書いてないのはお許しください。)


今回もご覧いただきありがとうございました。m(_ _)m
よろしければ、いいねとチャンネル登録(もとい!)フォローをよろしくお願いいたします。
せるとら攻略研究所
その他の記事はこちらからどうぞ。( ̄ー ̄)bグッ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?