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小児B前駆細胞急性リンパ性白血病の治療経過

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B前駆細胞急性リンパ性白血病の小学生の闘病の見守り記録の中でも小児B前駆細胞急性リンパ性白血病の治療経過を時系列にまとめたものです。
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#情報

#1 白血球(普通)リンパ(多)好中球(少)-診断が確定する前の話 その1-

#1 白血球(普通)リンパ(多)好中球(少)-診断が確定する前の話 その1-

息子は基本的に元気な方で、スポーツ系習い事や塾などやりたがり気質なところがあり、放課後や休日も予定が埋まってました。

2022年度思い出される体の不調については
 4月 コロナに罹患る
以外は夏までは概ね順調に過ごしていたんです
(炎天下に激しくスポーツをして熱中症気味になったりといった人並み程度の不調はありました。)

しかし、
 9月 微熱が出ることがある
 10月 足が痛いことがある

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#2 好中球減少入院とその後-診断が確定する前の話 その2-

#2 好中球減少入院とその後-診断が確定する前の話 その2-

 2022年11月24日、熱が下がって、痛みも引いてくるならだましだまし大丈夫だろう、とその後も学校は休み休み、スポーツ系はお休み、塾は、それでも歩いていかせたり、普通よりは控えめに過ごさせていたが、この日無理がたたり限界がきてしまいました。

 少し調子が良さそうだ、と、息子は久しぶりにクラブで校庭を走り、途中からは痛みに襲われ中断し見学してやりすごし何とか帰宅するも玄関で号泣。帰宅後しばらくし

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#3 人生初MRIと入院前夜-診断が確定する前の話 その3-

#3 人生初MRIと入院前夜-診断が確定する前の話 その3-

 2022年12月14日の午前中の外来の際、それまで外来通院で好中球減少の原因を探っていましたが、血液検査や状況判断では限界というその日午後緊急でMRIを撮ることになりました。

 小児でMRIを撮る、一定時間子どもが騒音の中おとなしく動かない、綺麗な画像を撮るってかなり難易度が高い作業です。
 何もかも嫌しか言わない息子が検査を了承するわけもなく、そもそも説得するところから時間がかかりました。M

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#4 骨髄検査と入院の始まり

#4 骨髄検査と入院の始まり

 2022年12月15日、子どもたちは学校に出ていくような時間に息子は病院に向かいます。

 紹介状の先は昔からある大きなこども病院。幸い過去にお世話になることはなく足を踏み入れたのはこの時が初めてでした。
 受付には朝からすでにたくさんの親子連れがいました。

 骨髄検査は入院先の病棟内する場所だったのですが、そこににいくために、更にコロナなどの検査をするところに通され、
 そこですでにしばらく

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#5 治療前検査から先行治療相ⅠPとPICC留置

#5 治療前検査から先行治療相ⅠPとPICC留置

2022年12月16日、入院2日目は検査三昧でした。

 心エコー
 心電図
 胸部CT
 頭部MRI
 腹部MRI

 息子はまずはイヤからのスタートでしたが徐々に看護師さんたちも慣れてきたようで、息子に合わせてくれスムーズに検査や処置を受けることも増えました。
 時間がかかることもありましたが何とか予定をこなす事ができました。

 長い入院生活の長いでときどき頑なに検査や移動や処置を嫌がること

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