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#5 治療前検査から先行治療相ⅠPとPICC留置
2022年12月16日、入院2日目は検査三昧でした。
心エコー
心電図
胸部CT
頭部MRI
腹部MRI
息子はまずはイヤからのスタートでしたが徐々に看護師さんたちも慣れてきたようで、息子に合わせてくれスムーズに検査や処置を受けることも増えました。
時間がかかることもありましたが何とか予定をこなす事ができました。
長い入院生活の長いでときどき頑なに検査や移動や処置を嫌がることがあったのですが、息子は指定された時間ピッタリから開始されるものと思っていて、また新しいことが苦手な気質のせいでなってしまっていたと後々分かりました。
病院の方が指定してきた時間に備えすぎてしまい、時間が過ぎても呼ばれないと心配が更に募ってしまい逃げ出したい気持ちになっていたようです。
検査結果や治療の説明を夫婦で受けました。
初めてこの病気にかかった場合には白血病細胞の手強さが重要になってきてその見極めのため決まった治療でふるい分けされるようで、息子に関しては痛がり方から心配されていた各所への浸潤も見つからず、今のところ暫定で標準リスク(80%から90%の治癒率)群での治療をすることになるようでした。
そして高リスク群に移行したり再発しなければ、骨髄移植や放射線による治療はなく抗がん剤による化学療法のみで寛解状態を維持できるとのことでした。
説明を受けながら、小児だと90%治ると言われても残りの10%について、や再発は20%であったり治療により想定される副作用や晩期合併症について考えると恐ろしく、寛解状態な今でもどうしてもすっきりはできないです。
それから抗がん剤が漏れ出ないため、また、採血の負担を減らすためカテーテルを埋め込む処置を行い本退院までは体内に留置を12月20日するとのこと、
またその直前までには息子へ主治医から説明をしてもらうことになりました。
これらいずれも終われば無事に済んでいるのですが、そこに向かうまではイヤだイヤだで中々スムーズにはいきませんでした。
入院した次の日から1週間、本格的な抗がん剤連続投与より前に先行治療でステロイド(プレドニン)を点滴で繋ぎます。そして最終日には髄腔内への抗がん剤(メソトレキセート、キロサイド、プレドニン)投与、いわゆる髄注を行いました。またまた全身麻酔の処置です。
退院まで何度かしていくうちに慣れてきてしまったのですが最初はとにかく不安でした。
〈先行治療相血液検査推移〉
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プレドニンによりリンパと一緒に白血病細胞(Blast)も排出されだし、心配されていた腎機能も問題ない様子でした。