#3 人生初MRIと入院前夜-診断が確定する前の話 その3-
2022年12月14日の午前中の外来の際、それまで外来通院で好中球減少の原因を探っていましたが、血液検査や状況判断では限界というその日午後緊急でMRIを撮ることになりました。
小児でMRIを撮る、一定時間子どもが騒音の中おとなしく動かない、綺麗な画像を撮るってかなり難易度が高い作業です。
何もかも嫌しか言わない息子が検査を了承するわけもなく、そもそも説得するところから時間がかかりました。MRIの話は早くから出ていましたが病院側としても疑わしくとも中々踏み切れないところだったのかな、と今なら思います。
下肢だったので15分〜20分間 でしたがMRIを撮っている間息子が見える状態で検査室の外で待機していましたが、気が気でなかったです。何かが見つかるのも怖いし、見つからないのも困る、とにかく複雑でした。
検査直後また明日結果を聞きにきてほしい、と言われ少しホッとして病院を後にはしたのですが、やはり今日中にもう一度戻ってきてほしい、と帰宅途中に再び病院に呼び戻され、移動や待つのが苦手な息子の相手をしながらも動揺し続けました。
検査結果を、状況的に息子も一緒に聞くことになりました。
医師からの話は、、
MRIの結果は普通ではありません、骨の中が真っ黒に写ってます。『白血病』の疑いがあるので、明日骨髄検査をしに、設備のある病院に行ってください。その際入院の準備をしてきてください、と。
はっけつびょう、ですって!?
・・・かの有名な白血病、、、でも当時正直よく知りませんでした。この頃息子を眺めて死にそうかもしれないと打ち消しては生まれてくる感覚が間違いでは無さそうだ、と感じたのは覚えています。
息子、ドラマ好きで、医療系もよく見ますが、白血病は、帽子被って大変な病気、死んじゃうかも、と思っていたそうです。
帰宅後、しばらく家をあけるのだろうな、家族とも会えないだろうな、と、多少無理しようと、我慢していたお寿司、食べました。偶然か流星群が到来していてみんなで家の外に出て空を見上げ流れ星、見ました。
検査に行かない入院しないとたくさん泣いたし無理がたたり喉が痛くて呼吸も苦しくて息子にとっても家族にとっても人生最大に嫌な晩になりました。