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雑文・共感


 有料記事も売れたという事で、忙しい中も、ついついnoteの色んな方の記事を読んでしまいます。自分の書いたコンテンツが、どんな感じに見えてんのかと確認してみると、下の方に他の方が書いた関連性がある記事のリンクが載っているんで、ついつい見に行ってしまいます。例えるなら、前回HUNTER×HUNTERの記事を書きましたが、noteだと自分の記事の下部に他の方が執筆したHUNTER×HUNTER関連の記事が載っているというわけです。これ、Wikipediaで最初に調べようと思って見ていた記事で、なんか気になるワードがリンクされてると、ついつい見に行ってしまうという、あの感覚に似ていますね。
 私が好んで読む記事といえば、文学関係、小説関係なんで、例えば某芥川賞作家さんをフォローしてみたら、フォローバックしてくれたりと、なかなか素敵な事が起きたりします。ネット黎明期のテキストサイトのようなノリを受け継いだ書き手がいると、ついつい読み込んでしまいます。歴代の芥川賞作品を読み込んでいる方がいて、私も受賞作が掲載されるときの文藝春秋はここ10年以上欠かさず購入しているくらいですが、『乙女の密告』が傑作だと評している方を見たときは嬉しくなってしまいました。『アンネの日記』を暗唱するイベントがある京都の外国語大学が舞台で、従来の芥川賞作品とはかなり異質な少女小説風テイストで終始コミカルな感じに展開するのですが、作中で扱われている作品が『アンネの日記』だけに、ユダヤ人として生まれたばかりに処刑されたアンネの悲劇が背後にあり、なんとも言えない読後感がありました。この作品を書かれた方は早世され、そのニュースを聞いたときは、軽いショックを受けた覚えがあります。寡作な方で、現在では忘れられた作家のような扱いになっていたので、今回noteで作品名を発見したときは、これを語るとは、こいつ本物だな!と思ってしまいました。何様だよ。

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