ダイエットで本気出すなら4月にするべきたった1つの理由

2021年3月22日 20:13

こんにちは、ユウ(Twitter：@supps-jiten)と申します。

自身が理系の大学院卒であることからもわかるように根っからの理論派です。筋トレやダイエットにまつわる様々な説、理論を検証するのが好きで、様々な文献を読んでは、それを私が運営する「サプリ辞典」というサイトで発信しています。

今回は人間の基礎代謝量とダイエットの関係についてご紹介したいと思います。そして、ダイエットで本気を出すなら4月が最適ですよ。と言った内容をご紹介します。

基礎代謝量とは

まず簡単に基礎代謝の説明から。

人間が占める1日の消費カロリーは大きく

・基礎代謝

・活動代謝(運動代謝)

・食事誘発性熱産生

の3つがあります。

その人の生活習慣にも依りますが、それぞれ60％、30％、10％程度の比率と言われています。

余談ですが、最後の10％を占める食事誘発性熱産生、栄養素によって大きさが異なり、断トツで多いのがタンパク質です。ダイエット時にタンパク質を多く摂りましょう。と言われる理由はここにあるとも言えます(当然、それ以外にも様々な理由があります)。

参考↓

基礎代謝とは人間が空腹時でベッドに横たわった状態で計算されます。つまり、1日何もしていなくても消費されるカロリーが基礎代謝です。これが6割も占めているのですから、基礎代謝が大きい＝痩せやすいと言えます。

基礎代謝は筋肉量に比例しますから、ダイエットするなら筋トレして筋肉を付けようと言われるのもこれが理由ですね。

しかし、基礎代謝は先ほども書いたように「ベッドに横たわって何もしていない時」に測定される代謝量です。体(筋肉)は動かしていないんですね。

では、筋肉以外に何が基礎代謝の要因となっているかというと、体温維持です。体温は熱量、すなわちカロリーですから、人間の基礎代謝は体温調節にかなりの部分が使われているということになります。

POINT

基礎代謝は体温維持に関わる

基礎代謝が体温維持に関わるのであれば季節と関係しそうです。

古い研究ですが実際に自衛隊員7名を被験者として実験したデータがあるので紹介しましょう。

被験者の基礎代謝量(左)と外気温(右・黒丸)

これを見れば一目瞭然。

最も基礎代謝が大きいのは4月で、最も基礎代謝が小さいのは10月ですね。つまり、ダイエットするなら4月が最も痩せやすいと言えそうです。

4月と10月の基礎代謝量を比較すると、1日の代謝量に11％の開きがあります。11％って誤差じゃん！と笑い飛ばす前に次をご覧ください。

10月の1日の基礎代謝量が1500kcalの方を仮定すると4月の基礎代謝量は約1650kcalと言う計算になります。およそ＋150kcal/日ですね。月に直すと4500kcalです。

体脂肪は1㎏あたり7200kcalですから、4月は10月に比べて何もしなくても1㎏以上勝手に痩せれると言う計算になります。これって結構大きくないですか？そういうわけで、やはりダイエットに本気を出すなら4月が絶対オススメです。

私のサイトではダイエットに関するサプリメントを8つの観点から紹介しているので4月から本気出す！と決めた方はぜひご覧ください。

基礎代謝量は発熱量に比例しますから、普通は最も寒い1、2月くらいが最も基礎代謝が大きくなるのでは？思いがちですが、なぜ4月なのでしょうか？

この研究によると(あくまで仮説ですが)、人間の細胞がまるっとすべて生まれ変わるのに約90日かかるからではないか？と言われています。

寒い！と細胞が感じ取ってもそれからその寒さに対応した細胞を次に作り出して寒さに対応するためには90日かかるというわけです。

だから、90日程度遅れた4月が基礎代謝量のピークになるのです。

4月はもう寒さピークは越えてますから、意外と細胞って役立たずですよね…っていったら細胞に怒られるか…

というわけで、今回はダイエットするなら4月が最適だよ！と言った点について解説しました。

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