ダイエットに運動が必須であると考える理由【経験則】
こんにちは、ユウ(Twitter:@supps-jiten)と申します。
自身が理系の大学院卒であることからもわかるように根っからの理論派です。筋トレやダイエットにまつわる様々な説、理論を検証するのが好きで、様々な文献を読んでは、それを私が運営する「サプリ辞典」というサイトで発信しています。
このサイトではサプリメントや美容品の通販サイト「iHerb」のセール情報を紹介しています。
今回は私の経験則をもとにダイエットには運動が必須である理由をご紹介します。
ダイエットの王道「マイナスカロリーの鉄則」
まずはダイエットをしている方なら誰しも聞いたことがあるマイナスカロリーの鉄則をからご紹介しましょう。
つまり、ダイエットするためには
消費カロリー > 摂取カロリー
でないといけない。というお決まりですね。
そして、マイナスカロリー分が1日500kcalであれば、30日で15,000kcalとなります。体脂肪は1㎏で7,200kcal程度と言われているので、1か月で約2㎏のダイエットのペースになるのです。
しかし、ここで運命の分かれ道というか1つの選択肢が生じます。
消費カロリーを増やすのか、摂取カロリーを減らすのか?
という問題です。つまり、同じマイナス500kcalを目指すにしても
消費カロリー = 2000kcal
摂取カロリー = 1500kcal
でマイナス500を目指すのか、はたまた
消費カロリー = 2500kcal
摂取カロリー = 2000kcal
でマイナス500kcalを達成するのか?
と言った問題です。
当然、両方大事ですし、両方からのアプローチが有効なのですが、ここでは私は後者をお勧めしたいと思います。つまり、いっぱい食べる代わりに、いっぱい運動して消費する。といったダイエットの方法ですね。
なぜ、摂取カロリーを減らして運動しないダイエットが難しいのか説明します。
運動しないダイエットが失敗する理由
運動しないダイエットでは代謝が落ちます。
ただでさえ、運動せずに極限まで下がっている消費カロリーを下回るために極限まで削られた摂取カロリーは高確率で代謝を下げます。
これをネット記事や雑誌などでは「飢餓モード」を書かれていることが多いですが、これは恒常性維持ホルモン「ホメオスタシス」の影響と考えられています。
恒常性とは「変わらないこと」。つまり、人間には体重を変えないようにする。という恒常性が働いているのです。逆に言うと、ダイエットはこの恒常性に反する行動。だから、ホルモンと逆行する働きになりダイエットは難しいのです。
消費カロリーも少なく、摂取カロリーも少ないという状況で代謝が下がってくると
・体温が下がる
・体がだるい、思い
・寒気がする
などの症状で代謝が下がっていることを把握することができます。
代謝が下がるということは、消費カロリーが下がるということ。そして、その消費カロリーをさらに下回ろうとして、さらに摂取カロリーを下げて、さらに代謝が下がる。という悪循環に陥ります。
代謝量はある程度筋肉量に比例しますから、そこで運動を取り入れて代謝アップに舵を切れればいいですが、いったん下がった代謝はなかなか戻りません。摂取カロリーが少なく、運動していない状況で筋肉量がかなり減っているからです。
後から後悔しないためにも、ダイエット初期から運動を取り入れるべきなのです。
私の経験則から
ここからは私の経験則になりますが、やはりそれなりに食べてその分運動する。と言うパターンの生活スタイルの方が停滞することなく体重が落ちていきます。
また、そっちの方が食べ物を我慢する程度が小さいので(ダイエットするからには我慢が必要ですが、そこまで厳しい食事制限が必要でないという意味)、精神的に安定して、キレ食いを防ぎ、ストレスを溜めずに行えるというメリットもあるように感じます。
こう言った理由から「ダイエットはカロリーだけではない」と言われるのかな?と感じています。
先ほどの例で言うと、同じマイナス500kcalでもまったく体の反応が違うのです。
ぜひ、ダイエットする場合は食事制限だけでなく、運動も取り入れてみてください!
(とはいえ、食事が体重に与える影響は大きいので、トレーナーはよく「ダイエットは食事が9割」と言いますが、それはそれで正しいだろうな。とも思っているところです。)