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【子育て世代のパパへ】娘とのタイピングゲームで気づいた。親子の成長と「今」を生きるということ

「タイピングは将来役に立つから、早めに練習しておいた方がいいぞ」と偉そうに言っていた私。

娘は小学校4年生。当初、キーボードを見ながらゆっくりと文字を打ち込む姿を見て、何度となくそう言ってきました。

スマートフォンやタブレットを使うのが当たり前の時代。タイピングスキルは重要です。

そんなある日、娘から思わぬ挑戦を受けることになるのです。

今回は「子どもの成長」をテーマにしたお話です。

「パパ、これやってみて!」

それは、小学校のタイピング練習で取り組んでいるという無料ゲーム「県名当てタイピング」でした。ルールは簡単で、100秒以内にすべての都道府県名を入力するというシンプルなものです。

「これで100秒切れたんだよ!すごいくない?」

得意げにニコニコしながら話す娘の言葉に、正直、「大した記録ではないだろう」と高をくくっていました。

「すごいじゃない!」そう言いながらも、タイピングなら大人の方が速いに決まってる—「まだまだ甘い」そう決めつけて思っていたのです。

痛恨の結果−これはマズい

ところが、実際に「県名当てタイピング」をプレイしてみると...。

  • まず都道府県の場所があやふや

  • タッチタイピングの速度が遅くなっている

  • 精度が悪くてミス連発

  • 100秒以内どころか、全く歯が立たない

しかも娘の目の前でこの有り様。

これは非常にまずい…。娘は満面の笑み。「タイピングは大事だぞ」と言ってきた手前、このままでは格好がつきません。悔しさから、娘が寝ている間にこっそりと特訓開始。都道府県の暗記も兼ねて、反射で答えられるように繰り返し練習しました。

ミスはつきものだから、諦めずに少しずつタイムを縮めるしかない。
そしてついに100秒の壁を突破!

ここからが本当の戦いの始まりでした。

突如として進化する娘

ニヤついていた娘の記録は90秒台。「80秒台を出せば楽勝で勝てる」そう考えて練習を重ね、何とか86秒を記録。これで安心...と思った矢先。

娘:ふぅ83秒
「ん?」
そして…新記録80秒を叩き出す。

「えっ...」
「ウソでしょ…」
「もう70秒台を出すしかなくなった」

私の肌感で70秒の世界は自分の中でガチ。まさかここまで進化するなんて。予想以上の成長に驚きを隠せません。もはやプライドとの戦いへ。本気の本気で79秒という記録を出すものの、娘もあっという間に記録を伸ばしていきます。

「こちら結構ガチなんですけど…」

親子の記録更新戦

カタカタカタ…タイピングが速い人の独特である指さばきと軽快な音。
「パパ見て」と静かにクロームブックを持ってきて、記録を言わずに画面を見せつける娘。78秒。
また1秒更新されている。
「きたきたきた!」その瞬間、親子の本気の戦いが始まります。

79秒、78秒、77秒...。

1秒単位での記録の更新合戦は、まるでスポーツの試合のよう。今では二人とも70秒台をコンスタントに記録できるようになりましたが、それには相当な集中力が必要です。
「もう諦めたくなるくらいの記録を出すしかない...!」
そんな思いを胸に、親子の勝負は続いています。
ちなみに我が家の最高記録は、奇跡的に私が出した74秒というタイムです。

今はまだ更新されていませんが、いつ更新されてもおかしくありません。

タイピングゲームで気づいたこと

この経験を通じて、大切なことに気づかされました。
娘は確実に成長している。当たり前のことですが、時として私たち親は、いつまでも「小さな子ども」として見てしまいがちです。

でも、子どもたちは日々進化し、新しいことを吸収し、そしていつかは私たちを追い越していく。
それは少し寂しいような、でもすごく誇らしいような...不思議な感情です。

特に、40歳を過ぎてくると、自分の成長を感じる機会も減ってきます。
仕事もマンネリ化し、新しいことに挑戦する機会もなくなっていく。
娘とのタイピングゲームを通じて、
「まだまだ子どもに負けたくない!悔しいと思える瞬間がある。」
ということを実感できました。

さいごに

今は私が74秒という家族記録を持っていますが、それがいつまで続くかはわかりません。むしろ、近いうちに更新されることを心のどこかで期待している自分もいます。

娘の成長に気づかされる瞬間は、きっとこれからも増えていくでしょう。小さかった背中は、確実に大きくなっていくのだから。

だからこそ、今この瞬間を大切にしたい。
娘と競い合える今を、全力で楽しみたいと思います。

そして、娘と共に、自分自身も成長していきたい
それが、私にとっての「今」を生きるということなのかもしれません。

あなたが最近挑戦して自己ベストを更新したことは何ですか?
ぜひ、コメントで教えてください。

今回はここまでです。

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今日も良い1日を!

またお会いしましょう。

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