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応援する人がいることの幸せ

『心のひだを増やし、重ねていく』

川﨑淳与さんの言葉です。

川﨑さんの著書「80代の今が最高と言える」を読んで、この言葉に出会いました。

それは何かの雑誌でした。
とても80代とは思えないお洒落で凛とした佇まい
そのお姿の写真をひと目見て私は川﨑さんに惹かれ、この本を購入しました。

川﨑さんは若い作家さんの才能を見出し、その良さを最大限に引き出すんです。

作家さんに向けた厳しくも見守るような温かい眼差しを浴びて作られた一つ一つの芸術に、ギャラリーを訪れたお客さまの感性の扉が開いていく。

見終わって帰る時に添えられているのは心の豊かさです。

ギャラリー、作家さん、お客さまの皆んなが歓びを浮かべて感動できるような場を全身全霊でプロデュースしている様子が文面から熱く伝わってきます。

読んでいる私も思わずギュィーーっと血の流れが活発になるのがわかります。

でも、「心のひだ」って??
はて? 考えると難しい。。。

そう思ったところに、川﨑さんは次のように続けます。

例えば、感動したり、悲しんだり、腹を立てたり、誰かを応援しようとする気持ちになったり、そんなふうに自分の心を動かす経験を重ねることが、心のひだを増やし、人間として厚みになるのではないかと、思い至ったのです。

川﨑淳与「80代の今が最高と言える」

自分の心を動かす経験を重ねること、、、
そう感じる経験こそが大切なんだと教えてもらいました。

またもう一つ、私の心に響いたのは、
誰かを応援しようとする気持ちになる」
という言葉です。

私には日常的に意識して応援する人はいない。

けれど、よーく思い浮かべてみると若い人たちを応援していることがある。

ちなみに今回この記事を書こうと思ったきっかけは、10年近く一緒に仕事していた後輩が昇格して、ある部門の責任者になったからなんです。

今の私は彼にとっては部外者だけど、素直に嬉しかったのでお祝いのメッセージを直ぐ送りました。

応援する人がいることの幸せ。
その人が昇格や昇進、それ以外でもお祝いの機会を共有できること。
これこそ幸せなことかもしれません。

川﨑さんの言葉のとおり
私は後輩を応援し、心がちゃんと動かされていた😆

他にも応援している人はいる。
特別なことは出来ないけどお話を聞くことくらいならと、たまに話をします。

話が終わって「聞いてもらえて良かった」と、
その一言はとても嬉しいものです。
私が聞いてもらう立場になれば、もちろん同じ気持ちになるでしょう。

私の方こそ昨年は心配してもらって感謝でいっぱいなのに、、、

さらに川﨑さんはこう続けます。

それからはいっそう人の立場になって考え、
人の気持ちに寄り添って生きるようになりました。
それが成熟への道だと信じて。

川﨑淳与「80代の今から最高と言える」

今、私は50代
これからは若い人たちの立場や考え方に目を向けて一緒にまだまだ成長していきたいと思っています。

川﨑淳与さんのように

私の「心のひだ」が知らず知らずのうちに増えていて、よりいっそう重なり合って豊かな心持ちになれますように、、、

そうやって日々暮らしていけば私のセカンドステージのあり方も見えてくるんじゃないかなぁ。
と想像しながら妻と話したりするのも色々とやりたいことが膨らんで楽しいです。
健康や老いの心配もあるけど、、、🥺

川﨑淳与「80代の今から最高と言える」
この先、何度も読み返したくなるとってもお洒落で人生のエッセンスがいっぱい詰まった素敵な本でした。



今朝は会議があって、その進化役でした。
ある人から公開で怒られ、何度も口を挟んでこられて復職後最もしんどい日だったかもしれません。
ただ、このnoteのおかげで気分穏やかに落ち着かせることが出来ました😊

最後は愚痴でしたが、、、
読んでくださりありがとうございました。

タイトル写真は朝の江ノ島です。
人はまばら、海は波を静かに響かせていました。


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