「二十四節氣・小満」
【「小満」(しょうまん)太陽視黄経 60度】
5月20日~6月5日の頃
万物が次第に成長し、
天地に満ち始める頃。
花の後、木々は生い茂る。
鮮やかで、深い緑の葉が
勢いよく伸びていく様は、
夏にむけての力強さを感じます。
「暦便覧」より
万物盈満すれば草木枝葉繁る
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~七十二候~
第二十二候<小満・初侯>
【蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)】
新暦5月21日~25日頃
第二十三候<小満・次候>
【紅花栄(べにばなさかう)】
新暦5月26日~30日頃
第二十四候<小満・末候>
【麦秋至(むぎのときいたる)】
新暦5月31日~6月5日頃
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立夏の風薫る時を
充分に感じながらしばらく過ごす。
ふとした瞬間に
「水の氣」の存在を感じ始めたら
私の住む鹿児島は、小満の頃をむかえます。
(大体、鹿児島は小満の頃に梅雨入り )
この時期、
草木は「水の恵み」をうけとり
成長の夏、そして成熟の秋へ向かう
「土台」を作っていくのでしょう。
小満の頃特有の
潤う濃厚な空気の中
草木の緑は、
さらに深く、鮮やかさをまし
力強くその存在を知らしめる。
「水の氣」を含んだものには、
清さがあり、瑞々しい。
そして、その根本には
濃厚で力強い美しさがある。
と私は、感じる。
仕事柄、野菜や果物を包丁で
大量に切ります。
大根は一年中切っていますが、
大根の表情は、四季で変化します。
冬、地物で旬を迎える大根は
瑞々しく、美しい。そして、美味しい。
す~っと、切れる♪
夏、桃の果肉の瑞々しさに心躍る。
(余談:「水蜜桃」品種名なのかしら。
納得の名前だとおもいます)
「旬とは、水氣を含んだ
瑞々しく美しいもの・時期」
と言ってしまいたくなります。
そして、おもう。
人の「旬」って「いつなのかしら?」
何かを生み出そうと動く時
人を魅了する時
無心に夢中になる時
いきいきと過ごす時等々
と色々書きましたが、
あなたの旬の時期
わたしの旬の時期
それは、
自分の人生のいかなる時も、
その時を思う存分味わう。
そして、
その時を重ねるどこかで
自身の旬の時を迎えるのかも。
あなたの旬も、わたしの旬も
年齢とは、関係ないし
何度でも、やってくる!
という、視点もあるし
そういう、立場も選べます。
人生どんなタイミングで
その時はやってくるのかな。
私が学んでる陰陽五行の世界では
雨は水性、水性は知性を表します。
小さな雨達からの豊かな恵みが、
草木の夏から秋への土台をつくるように
自身の夢や好きなことへの学びを深め
知性を磨く。
小さな積み重ねをする時間は、
人生の旬の時への
土台つくりとなることでしょう。
雨音をききながら
積み重ねの時間を過ごす。
こともよいかもです。
皆さま、
よき時間をお過ごしくださいませ。
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