御相伴衆~Escorts 第一章 第五十六話 その翌朝~数馬と三の姫14
その後、お互いに疲れ切って、そのまま、眠ってしまったらしい。
気づいた時には、窓から光が漏れていた。それでも、あんまり、寝てない気がした。
女美架がいない。水の音がしてるから、洗面、使ってるのかな、と思った。
案の定、着替えて、きちんとして出てきた。知らんぷりする。寝てる振り。いいんだ。
薄目で見てやる。頭のポンポンもきちんと戻ってる。あの日買った、ブラウスかな。胸の開いたやつ。そうなんだ、夢中になっても、痕だけは付かないように気を付けていたんだよ。これでも。
あ、・・・しまった。忘れてたことがある・・・。
・・・うーん、多分、大丈夫なら、いいんだけど・・・。
「数馬、起きられるかな?疲れてるよね」
起こしに来た。女美架は、多分、一時間前ぐらいに、起きてたのかもしれないな。
「暁から、お手紙が入ってたの。八時半に朝ご飯。お父様とお母様とご一緒だって」
「はっ・・・!!」
慌てる。・・・って、もう八時じゃん。
「なんで、起こしてくれなかったの?」
「起こしたよ。そしたら、寝ボケて、抱きついてくるから・・・」
「何?」
「キスしたら、また、数馬が寝て」
「馬鹿、馬鹿、要件を言えば、起きるって」
「ごめんなさい」
「あ、いや、馬鹿とかごめん。失礼しました・・・服は、どうしようか」「いつも過ごしている服でいいみたいだよ」
「これでいいかな、本当に普段のだけど」
「数馬は、それがカッコいいから、それでいいよ」
「解った。これ着て、髪結ってくるから」
「うん」
~つづく~
みとぎやのメンバーシップ特典 第五十五話 君のここが好き
数馬と三の姫編14 御相伴衆Escorts 第一章
次回からは、新しいお話になります。
御相伴衆と姫たち、更に、新しいキャラクターが登場します。
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