御相伴衆~Escorts 第二章 第129話 北からの救出4 I'll come and get you ~家族
「あ・・・ジェイス、起きて、もう、7時を回ってしまいました」
「・・ん、あ、暁・・・ダメです、離れては・・・」
「寝ぼけてるのね・・・」
暁は、素早く、身支度をし、髪をいつものように、結い上げた。すると、ジェイスが飛び起きた。
「ああっ、すみません。暁、今、何時でしょうか?」
「7時過ぎました。朝食の設えをしないと・・・」
「え・・・?何か、臭いが・・・」
「嫌な予感がします・・・」
ジェイスも慌てて、服を着る。
バタバタと、食堂に、二人が駆け付けた時には、既に、遅かった。
美加璃と女美架の、姫姉妹が、台所で苦戦していた。
「・・・やっぱし、ダメだわ」
「ごめんなさい、暁、お台所を、こんなにしちゃって・・・」
そこに、アーギュがやってきた。
「女美架、クォーレが、卵だらけになって、こちらに走ってきたのだか・・・」
嬉しそうなクォーレが、ボールを差し出して、見せた。
「たまご、たまご・・・いっぱいわったよ。みて、みて、お父様」
ジェイスと暁は、顔を見合わせて、台所の惨状に、微笑んだ。
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