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御相伴衆~Escorts 第一章 第二十話 忍んでおいで~柚葉と慈朗②「つかまっちゃった、どうしよう」

「ありがとう。よく来たね」

 柚葉が横になっている、右側に仰向けに寝た。何の話かな?ああ、柚葉が耳に手を当てて、何か・・・

「え?」
「ね、トップシークレットでしょ?」

 ん?・・・聞き間違えかな?

「・・・柚葉、何なの?それ」
「聞きたい?」
「っていうか・・・なんかの遊び?これ」
「そうかもね」
「うーん、何?翡翠の笛って?」
「ダメだよ、大きな声で言ったら」
「お妃様の宝物庫のお宝、それが盗まれたとか?」

 柚葉は、珍しく、声を立てて、笑った。

「そうか、お前、違うんだな。残念」

 僕は、柚葉の隣で、起き上がった。これって・・・?

「高官接待では、言われなかったんだね。隠語なんだよ」
「君の、っていうのが、意味が解らなかったんだけど」
「意味が知りたい?」
「え、なんか、ヤバいやつでしょ、それ、柚葉・・・」
「ヤバいやつだよ」
「あ・・・君の・・・を吹きたい、って」
「頭いいんだね、慈朗は、いい子だね」
「え、柚葉、柚葉、ちょっと、・・・」
「そんな、驚くかな・・・?」

 会話の途中で、自然に、柚葉は、身体を寄せてきてたんだよね。あああ、こないだの高官接待の時、気を許してたから・・・
 それでなの?柚葉・・・。

「僕、女の子みたいだよ、これじゃ」
「可愛いから、いいよ」
「ダメだよ。確かに、柚葉が、本当はそういうの、知ってるけど」
「慈朗は、俺のこと、嫌い?」
「えーと・・・」

 なんて、答えればいいのかな。嫌いじゃないけど、あああ、こないだのあれ、タイミングで、あんなことになっちゃったから、・・・柚葉に捕まっちゃった。どうしよう。

                    💚忍んでおいで③につづく💚


みとぎやのメンバーシップ特典 第二十話 忍んでおいで~柚葉と慈朗②
                  「つかまっちゃった、どうしよう」
                      御相伴衆~Escorts 第一章

 お読み頂きまして、ありがとうございます。
 こんなに短くって、どうしよう💦という感じです。
 
 次回は、流石に、もう少し、ボリュームがあると思います。
 では、お楽しみになさってくださいね。
 

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