Science Tokyo東京科学大学の受験軌跡
先日東京科学大学(旧東京医科歯科大学)の大学院試験に出願しました。36000円でした!30000円と思ったら36000円で、医療系はやはり高いなと思いました。合格?までの記録はこのnoteでシェアします。もし入学できたら卒業までの実況もしていきます(笑
専攻は医療政策・経営が学べるMMAコースで、医療関係者でない人にも門戸が開かれている、珍しい研究科です。試験は面接及び書類選考により行われます。これだけ聞くと楽勝や!と思うかもしれないですが、大学院入試にして倍率はまぁまぁ高いとのことで、相当落ちていると伺えます。つまり、ペーパーテストありなしは別に難易度と相関がないということです。一般受験(=ペーパーテスト)のことを別格と見て、推薦とAOをバカにする思想を持つ人が多いニッポンって実は前時代的です。だって欧米のほとんどの受験はこのMMAコースと同じで、Applicationで書類とインタビューによって合否が決まるということです。
ところで、どうして一部の日本人はそんなにペーパーテストによる選考が上だと、たとえば一般受験で早稲田に合格した人はAO入試で早稲田に合格した人より”優秀”と思い込んでいるのでしょうか。そもそもペーパーテストの起源は中国の「科挙」制度で、コネもカネもない凡人・平民が科挙という試験合格によって官僚になって地位と富が得られるということです。平安時代の日本はどちらかというと科挙制度は検討されたものの採用されなかったです。日本の場合、鎌倉以降は武士支配の政権がずっと続きましたので、ペーパーテストよりは武力がパワフルとのことでしたね。現代において、公務員試験、センター試験、共通テスト等は全部ペーパーテストの成績で決まるので、ペーパーテストさえできると無条件に秀才と思われてしまうということです。アメリカでさえSAT不要・不問になっている中、日本の一部のペーパーテスト信者は頑なに一般受験が上だと信仰しており、もはや宗教家です。
正直、アプリケーションで他人と差別化できる成果物や経験をアピールし、面接でコミュニケーション能力(外国語能力を含む)を見せ、それで合格を掴み取れるならよっぽどスマートで、洗練した攻め方だと思いますね。
泥臭い受験の時代はもう終わってます!
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