過去の悪い出会いに感謝できる境地に達すれば必ず幸せになれる
人間の出会いは良い出会いばかりとは限りません。自分にとっての最悪の出会いも多少あるものです。特に子どもの頃は自分で環境を選択できませんので、様々な悪い出会いを経験します。
多くの人々は、自分を傷つけた相手を憎んだり忘れたかったりするかもしれません。しかし、中高年になりますと、あることをきっかけにしてそのような人たちに感謝するようになることもあります。
今回は、過去の悪い出会いに感謝できるようになると、自分のレベルが上昇して幸福になれる話について書きます。
中高年になると立ち上がれない時が出てくる
若い人はあまり経験がないとは思いますが、中高年になりますと精神的に落ち込んだり病気に罹患したりして、朝、起き上がれない時が出てきます。
そんな時に、例の悪人たちとの悪い思い出が、自分自身を奮い立たせてくれるのです。それらは、私の怒りと憎しみを爆発させるものでした。
そのため、それらを思い出しますと、身体の内側であるホルモンが分泌されるようなのです。おそらくそれはアドレナリンです。
アドレナリンが血中に放出されますと、交感神経が興奮状態になります。そして、心拍数や血圧、血糖値を上昇させます。このことが私に力を漲らせてくれるようです。
大切なことなので繰り返しますが、過去の不愉快な経験を思い出しますと、それらが立ち上がれなくなった自分を奮い立たせてくれるのです。そしてそれにより何度でも立ち上がれたのです。
中年になって、まさかあのような苦い経験が自分を奮起させてくれるとは、当時は予想だにしていませんでした。
この経験によって、私は高齢者になってからも頑張れるような気がするのです。特に、75歳以上になってからも。まだまだずっと先の話ですが、人間は日々老います。この老化を止めることはできません。今からそれなりの覚悟と心の準備をしておくことは大変重要だと思います。
過去の悪い出会いに感謝するようになる
40代になって上記のような経験を繰り返したところ、だんだん過去のそのような出会いに感謝するようになりました。
つまり、それらの出会いは、私にはとても意味があったのです。それらはまるで中年以降自分の人生と闘うための事前準備のような経験だったのです。
その後の私はそれらの過去の経験をあまり思い出さなくなりました。全くのゼロとは言えませんが、比較的短時間でそれらを振り切れるようになって短時間で回復できています。
幸せな時間が継続するようになった
過去の悪い思い出に感謝するようになってからの私は、幸福を実感できる時間が継続するようになりました。
それらは決して1日中感じるものではありません。しかし、1日数時間は必ず幸せを感じるようになりました。
自分にとって良かったことに対して、感謝の気持ちを持つことは簡単です。しかし、悪いことに対して感謝することは難しいです。
そのことができるようになった中年以降の私は、少しは人としてレベルが上がったようです。そして、創造主(笑)の狙いの一つを達成したのかもしれません(笑笑笑)。
なお、創造主や神様の存在については何とも言えません。「もしも存在したら面白いよね」というのが、私の考えです。
感謝の気持ちは人に幸福をもたらす
ネットで「感謝の気持ち」を検索しますと、6,520万件もヒットします。それだけ多くの日本人が「感謝の気持ち」について持論を語っているわけです。そして、その重要性に気が付いていることになります。
私は子どもの頃から、自分にとってありがたいことや嬉しいことには、「ありがとう」と言って感謝の気持ちを相手に伝えることができました。もちろん、いつもいつも必ずしも感謝の気持ちを口頭で言っていたわけではないです。<上の横線の記憶は間違いです。それほどありがとうを言っていません。本当にありがとうを言うようになった時期は、某ブラック企業をやめてから数年後の話です。>
しかし、自分を苦しめた相手に対して、感謝することはなかったです。それができるようになって、私の人間としての幅が広がったのかもしれません。
そう言えば、自分のnoteへの悪口や誹謗中傷に対しても、感謝できるようになりました。その感謝の気持ちの影響でしょうか。最近はそのようなコメントが全くなくなりました。以前は3か月に1回ぐらいは、妬み僻みコメントがありました。
感謝の気持ちには段階やレベルがあるのかもしれない
今の人間の中で、すべてのことに感謝できるレベルに達している人はほとんどいないのではないでしょうか。
おそらく「感謝の気持ち」には、段階やレベルがあるのでしょう。
例えば、良いこと、悪いこと、軽犯罪レベル、重罪レベルのような。
もし仮に自分の家に強盗が入ったり身内が強盗犯に殺されたりした時に、私はその加害者に感謝することはできません。今の私にはそんなことはできません。
でももしかしたら、レベルの高い人間はそのような境地になれるのかもしれません。自宅に強盗が入って物が無くなった時に、「ちょうど断捨離をしたかったので、強盗さんありがとう!」なんて思える人がいたら本当に凄いですよね(笑笑笑)。
余談:ある恋人の話
大学生時代に少しだけご縁のあった女性がいました。その方はクリスチャンでした。
デートの際に一緒に食事をすると、その方は毎回手を合わせて何かを唱えていました。当時はその時に何を言っているのかわかりませんでした。
今思いますと、その女性は自分が食事ができることに対して感謝していたのだと思います。
その女性は性格が温厚で人間的にも素晴らしい人でした。そして、美人でした(笑)。
でも、当時の私はその方を選びませんでした。宗教関係者に違和感があったこともありますが、私自身がそのレベルになかったのだと思います。
要するに、人間としてのレベルが低かったのです。今から30年以上昔の話ですが、その女性との縁を切ってしまって本当にもったいなかったです(笑)。
念のため、「クリスチャン 食事前の祈り」で検索しますと、667,000件ヒットしました。
そして、ヤフー知恵袋にはその祈りの言葉が書かれていました。当時の彼女が下のように言っていたかどうかは不明です(笑)。
最後に 教育や躾の大切さ
今回の記事の主旨とは話がずれますが、どうしても書いておきたいことがありますので、最後にそれらを書いて終わりにします。
感謝の気持ちの大切さを語ることは簡単です。幼稚園に通っている幼児でも語れます。しかし、本で学んだ感謝の気持ちと人生経験で学んだそれとでは、その言葉の重みも深みも全く異なります。
両親や祖父母が子どもたちや孫たちに対して感謝の気持ち(ありがとう)を教えることは、最低限の教育であり躾でしょう。
それさえ行っていない大人たちは、今からでも遅くはありません。その大切さを何が何でも伝えましょう。
ちなみに、私は身内から「ありがとう」や「感謝の気持ち」に対する教育や躾を全く受けませんでした(笑)。本当です。事実です。だからこそ、人一倍遠回りの人生になったのです(笑笑笑)。
もし子どもの頃から「ありがとう」をしっかりと言えていたならば、今の100倍、1,000倍、10,000倍以上の大成功をしていたはずです。
<今日の3行日記>
数日前にヤフーの経済記事のコメント欄を読んでいましたら、10月に入ってから自殺者が多くなったらしいと書いてありました。その原因は容易に想像できますが、自殺だけは絶対にやめた方がいいです。自分が追い込まれたら、公的機関や専門家、友人、身内などに甘えることが大切なのですが、それができない責任感の強い人が自分自身を追い詰めてしまうようです。
<今日の3行日記>のグーグル英語翻訳
A few days ago, I was reading the comments section of an economics article on Yahoo, and it said that the number of suicides had increased since the beginning of October. The reason for this is easy to imagine, but it is best to avoid suicide at all costs. When you are pushed into a corner, it is important to be kind to public institutions, experts, friends, relatives, etc., but it seems that people with a strong sense of responsibility who are unable to do that end up pushing themselves into a corner.
<今日の3行日記>のChatGPT和訳
I was reading the comments section of a Yahoo economic article a few days ago, and it mentioned that the number of suicides has increased since October. The cause of this can be easily imagined, but it's absolutely essential to stop suicides. When someone feels cornered, it's crucial to rely on public institutions, experts, friends, and family. However, responsible individuals who feel unable to do so end up pushing themselves into a corner.
イラスト素材:ありがとぱんだ
もう少しかわいいイラストがほしかったです(汗)。
今日の記事はここまでです。
最後までご覧いただきありがとうございます。