ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』 4 〜「三 二度目の結婚と二人の子供」〜
ハイハイハイ、ここでやっとよく話題に伸びる次男のイワンと三男のアレクセイが出てくるのね。
で、アレクセイの愛称がアリョーシャ。なんか、わかってるからなのかわかんないけど、識者が引用とか説明とかする時、アレクセイじゃなくてアリョーシャって言うから、いっつも混乱するんだよね。まあ、俺が教養ないだけなんだけど。
ま、世界的に有名なそいつらが出てくる節というわけですよ。
わかった!急にわかったんだけど、細かく章と節に刻まれてる、この感覚、朝ドラっぽいんだ!カラマーゾフを朝ドラにすんなって言われそうだけど、たぶん朝ドラ!
2番目の妻はソフィヤ・イワーノヴナという美女。孤児で、ヴォロホフ将軍の「未亡人」に養育されたけど、まあ毒親ぽかったという感じね。で、外でたいと思っていて、フョードルの毒牙にかかったというわけですかね。いや、毒牙っていうか、だまくらかしたって感じかな。
結婚したのに、乱痴気騒ぎ。それで神経を病む。当たり前だろ。そして、二人の子を産む。そして、しばらくして亡くなってしまう。ただ、結婚は駆け落ち同然だったこともあって、ヴォロホフ将軍の「未亡人」のところにも帰れず。最悪だよね。結構、出てくるキャラがクズばっかりだな。
で、母が亡くなった後、イワンとアレクセイは、同様にネグレクトの憂き目にあった。ネグレクトっていうか、行水も使わされず、ボロボロの服を着ていたということで、「未亡人」が、フョードルにビンタをかまして連れてって、ポレノフという篤志家に面倒を見させた。
このビンタのシーンは、朝ドラの8時10分くらいで。
結局、今も昔も、こういう家族の問題というのはいたるところにあったのだなあ、という月並みな感想しか思い浮かばないけど、金を出してくれるあしながおじさんみたいな人と巡りあえるかどうか、というのが人生の分かれ目だったりして、その分かれ目に何が重要かって、その当人のメンタリティだったりするので、貧しくても正しくあれみたいな言説は効いたのかもしれず、今はそんな篤志家も社会全体が貧しいし、他人の面倒を見るみたいな気持ちも社会全体にないから、じゃあやってやろうみたいなメンタリティである方が得、という理路にハマってしまうのかもしれないなあ。あ、真面目なこと書きそうになったので軌道修正。
で、イワンは勉強して、学問的に立ち、そこそこのポテンシャルを備える、と。そして、なぜだか、フョードルの元に戻り、ある種の感化を与え、それなりにみんなで楽しくやってる、という。
イワン、じゃあ誰が日本人でやるか。まあ山田祐貴か菅田将暉でいいか。アリヨーシャは昔だったら、神木隆之介だけど、年齢的に菅田の弟にはハマらないので、鈴木福!君に決めた。
じゃあ、フョードル誰やるかっつーと、私の脳内では瀧勝、もといピエール瀧でよろしいんじゃないかと。
グリゴーリイは?夫人は?
もうキャスト決めで、忙しいな。