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記事一覧

社会人大学院生と指導教員のキョリ

社会人大学院生と指導教員のキョリ

先生という単語が嫌いだ辞書によれば、指導的立場にある人のことを「先生」と呼ぶそうです。
一方で、教員という呼び方もあります。これは「もっぱら職業として教育を行う人」のことらしいので、教員は先生に包含される単語です。

小学生から大学を卒業するまで、「先生」という単語を無意識につかっていましたが、社会人大学院生になったときに、「先生」という単語にとても大きな違和感を感じました。

先生という単語には

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博士だって勉強は辛いよ

博士だって勉強は辛いよ

この記事は「なんで勉強しないといけないの?」と子供に聞かれそうな人向けです

私は社会人でありながら、経営学の博士課程にいます。
れっきとした、学生証もある博士です。当然、学費も教材も、全額自分で支払い。
一見すると、勉強が好きな人、勉強が得意な人に見えてしまうかもしれません。
しかし、はっきりと、「そんなことないよ」と自分では思っています。
でも、学ぶことにはいくつかの明確な、子供にもいつか必ず

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社会人 大学博士の実際:その3

社会人 大学博士の実際:その3

よくある質問:どうやって仕事と両立しているの?社会人で大学院で学び直すメリットはなんと言っても
 1:財政的な安定
 2:就職の不安ゼロ
 3:興味関心の強さ
だと思います。 一方で、ぶっちぎりで大変なことは、そう仕事との両立です。

修士や博士など、どちらによっても大分変わってくると思いますが、ひとまず
「ちゃんと国立大学で社会人博士をやる」前提で説明します。

1:すごくいるもの:仕事の時間の

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社会人 大学博士の実際:その2

社会人 大学博士の実際:その2

聞かれる質問No.1 博士課程に入るには?学部から修士、博士、と上がっていくコースは一旦省き、社会人に限定して話します。

博士過程に入るには、努力しなくて良い順で並べると(*個人の見解)
1: 企業の枠で入れてもらう
2: コネ
3: 社会人修士に在籍し、内部進学する
4: 該当する領域の修士を持った状態で一般受験枠で受かる

だと思います。

企業の枠でいれてもらう大企業にはエリート養成のため

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社会人大学博士の実際:その1

社会人大学博士の実際:その1

なぜ大学院にいるか?さて、まず本題に入る前に余談からです。
そもそもなぜ仕事をしているくせに、大学院にいるのか?から簡単に説明しましょう。大学院にいる社会人と話してみると、目的はざっくりこんな感じです。

1:会社と関係がある系(出世コース的なやつ)
2:なにか明確な興味があり学びなおしたい系
3:その他(ぼんやりしている人)

自分は3です。好奇心はある、でも専門家になりたいでもない。そういうぼ

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