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鬼まんじゅうって知ってる?愛知のサツマイモ菓子・鬼まんじゅうを5時間かけて作ったら。
読みに来て下さり、ありがとうございます。
数か月に一度、お菓子を作りたくなる ゆにです。
盛り付けセンスは壊滅的です。
秋だ!サツマイモだ!と思い立ったので、
サツマイモを使った鬼まんじゅうを作りました。
鬼まんじゅうとは、私が住む愛知県に伝わるお菓子です。
「鬼まんじゅう」は、戦中、戦後の食糧難の時代に、比較的手軽に手に入ったさつまいもと小麦粉を使ってつくられ、米の代わりの主食として広まった。角切りにしたさつまいもの角がゴツゴツ見える様が、鬼のツノや金棒を想起させたことからこの名がついたといわれる。地域によって「芋ういろ」や「芋まん」「芋まんじゅう」など、さまざまな呼び名がある。
蒸しパンみたいに仕上がる簡単なレシピもあるけど、私は元祖鬼まんじゅうを作りたかったので、総調理時間が5時間かかるレシピに挑戦しました。
参考レシピ
材料
サツマイモ 427g(400~450g)
砂糖 120g(100~120g)
薄力粉 120g(120g)
塩 大さじ2杯
水 1000ml
作り方
①サツマイモの両端を切り落として皮をむき、1cm角に切る。
②ボールに海水程度の塩水を作り、切ったサツマイモを入れて2時間漬ける。
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海水程度の塩水は、1000mlの水に塩大さじ2杯で作れます。サツマイモを塩水につけることで、アクを取り除くだけでなく、甘さが引き立つそうです。
ちなみに、焼き芋作る前にも、イモの両端を切り落とした後に海水程度の塩水につけてから焼くと、甘みが引き立つそうですよ。
③サツマイモをザルに空け、1時間水を切る。
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アクがしっかりぬけたからか、イモの色が変色しません。
④サツマイモをボールに移し、砂糖を加えて全体を混ぜて、1時間置く。
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今回、砂糖は上白糖を使いました。
もちろんきび糖でも三温糖でもOKです。
黒糖で作っても、風味が出て美味しいかもしれません。
⑤待ち時間に、薄力粉をふるっておく。
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薄力粉をふるう器具がない場合は、目の細かいザルで代用できます。
私は器具を出すのが面倒だったのでザルを使いましたが、きちんとふるうことが出来ました。
作ってみて思ったのは、ふるったほうがダマにならずに混ぜやすいです。ふるうことをおすすめします。
⑥サツマイモから水分が出ているのを確認したら、ふるった薄力粉をいれて、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
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サツマイモの水分で砂糖が溶けています。
ここにふるった薄力粉を入れて、ねっとりとサツマイモに生地がまとわりつくように混ぜます。
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⑦蒸し器にクッキングペーパーを敷き、その上にスプーンで形を整えながら⑥の生地を乗せ、17分蒸す。
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我が家は蒸し器がないので、フライパンにお湯をはり、蒸し網を置いた上にキッチンペーパーを敷いて代用しました。
レシピだと蒸し時間は12分です。しかし、切ったイモのサイズが大きかったのと、こんもりと厚みのある盛り方をしてしまったので、蒸し時間を5分延長して17分としました。
⑧完成。
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生地に透明感が出ていて、イモに竹串がスッと通るのを確認できれば、完成です。
実食
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黒い皿が欲しい。
猫舌なので、熱々ではなく少し冷ましてからいただきました。
サツマイモの素朴な甘みと、生地の優しい甘さが合っていて、美味しい。生地からもほんのりサツマイモの香りがして、サツマイモ好きにはたまらない味。
洋菓子も好きだけど、こういう昔ながらの素朴なお菓子もいいんだなぁ。
目新しさはないけど、懐かしくてたまに食べたくなる。
私にとって鬼まんじゅうは、ソウルフードです。
作った甲斐があった!
反省点
▲砂糖は減らして良いかも。100gでも十分。
▲イモの切り方が大きすぎた。もっと小さくてよい。
気を付けるポイント
◎鬼まんじゅうに使うサツマイモは、ホクホクタイプが向いている。
◎蒸しているとき、鬼まんじゅうにお湯がつかないようにする。
ちなみに、息子や夫の反応は次の通り。
「おいしい」
「これこそ、本当の鬼まんじゅう!」
「少ない。もっと作って」
「お父さんのも食べたい」
「明日の朝ごはんに食べたい」
はい。
「おいしい」
「これこそ、本当の鬼まんじゅう!」
以外、却下です。
作る量にも限界がある。
夫に残しておかないといじける。
明日の朝ごはんにするには、時間がかかりすぎる。
なので困る。
とはいえ、5時間かけて作った甲斐はありました。
5時間ずっとつきっきりで作業しているわけではなく、基本的に放っておけばできるお菓子なので、私は合間に買い物行ったりしてました。だから、個人的にはあまり負担に感じませんでした。
素朴でおいしい鬼まんじゅう、今シーズン中にまた作りたいです。