三人の子どもたちから、受け取ったこと。
はじめて 彼と出逢った その時
この子の邪魔をするのだけは やめよう
ただ そう思った
強く思った
今も 自分の中で 決して消えることはない
私から産まれ出てきた 彼は「私」ではない
自分とは まったく別の ひとりの人
親としてできることは 彼の生きる邪魔をしないこと
彼の足枷にならないように
彼を胸に抱きながら 湧き上がる 出逢いの喜び と 別れの切なさ
人が出逢い いつか互いの命は尽き 別れる日がくる
だからこそ 感じる 出逢えた喜び
小さな彼を抱っこしながら 泣いた
彼はいつでも 私の在り方を問う存在
楽しい 楽しい 楽しい 楽しい
彼の全身は すべては楽しくて仕方ない という喜びで溢れている
生きていることは 毎日は 輝きに満ち楽しいもの
いつでも 自分の心が自由であることは 喜び
やんわりとすべてを つつみこむ やわらかな心の在り方を
彼は 生きることは 楽しいこと それが すべてだと教えてくれる
静かにそこに在るだけでいい
何者になる必要もなく
だた そこに居るだけでいいのだ と 感じさせてくれる
夜中 小さな彼女を抱いて 授乳する
小さくて まあるい あたたかくて ふんわり
わたしは わんわん泣いた
たまらなく 愛しいという感覚
ただ どんなときも そっと 寄り添ってくれる
言葉は そこに なくてもいいのだと 彼女は教えてくれる
三人の子どもたちは、いつでも私の先を歩いている
私は迷ったり 慌てたり 泣いたり 笑ったりしながら
その背中を眺め ついていく
彼らは いつも ただ そこに在る
私のあるがままを ただ みつめている
ものごと すべての あるがままを みつめている
なにごとも くらべることも 評価することもなく
あらゆる違いを受け入れ ただ感じる
あなたたちの存在は 道をいつも照らしてくれる
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