漫画みたいな毎日。「スマホに勝った日。」
甥姪滞在追記。
甥姪は、成田国際空港からやってきた。
甥が安い航空券を手配したら、成田からだったそうだ。彼らの住まいからは、明らかに羽田空港の方が近い。しかし、〈東京〉とあったので、羽田だろ?と思ったわけである。
そりゃそうだ。
成田国際空港は千葉県である。
東京ディズニーリゾートも千葉県である。
彼が手配したチケットの出発時間は早かった。そして、成田は遠かった。
家からだと始発にも間に合わないとわかり、彼らの母親である、私の姉が成田空港に程近いホテルと予約し、皆で前泊し、見送ってくれたのだそうだ。
旅は、北海道に来る前から始まっていたのだね。
北海道でもワイワイガヤガヤの珍道中。
いつもなら、決してやることはないであろうコンビニ巡り。セイコーマートの特色を道産子ではない甥から教わる。
同じコンビニでも、店舗によって特色がある。フライヤーがあるとか、ないとか。ザンギがあるとか、ないとか。アイスの種類がどうとか。
買うものはないけれど、見て回るのは楽しいし、甥が嬉々として「これって、北海道限定だよ!」と教えてくれるのが可愛い。
Spitzの草野マサムネ氏がライブでオススメしていた「セコマの北海道とよとみヨーグルト」を思い出し、その話をすると、甥っ子が買ってくれた。
なんだか勿体無くって、まだ手を付けていない。賞味期限切れになる前に食べないとね。
成田国際空港へと帰って行き、自宅の最寄り駅までは軽く3時間を超える。飛行機に乗っている時間の方が短いのだから、飛行機って凄いなぁと思う。
新千歳空港から羽田や成田までは2時間かからない。北海道内も広いので、2時間、車を走らせても遠くへは行けない。飛行機って物凄い乗り物だと改めて実感する。
甥と姪から、到着の連絡がないから、どうしたのだろう?と思っていたら、
「成田でお茶してた~!」
「フレッシュネスバーガーで、レモネード飲んだよ。」
フレッシュネスバーガーのレモネード。
彼らが新千歳空港に到着した時に、皆で飲んだ。私が作っていったおむすびやサンドイッチを頬張りながら。
レモネードには、レモンがカップの中いっぱいに、所狭しと入っていた。丸々1個分くらい入っているのでは?と思うくらい贅沢に輪切りのレモンが入っていて驚いた。こんなに入れて経営は大丈夫だろうか?と心の中で、フレッシュネスバーガーの経営を心の底から心配した。まぁ、きっと大丈夫なようになっているのだと、わかってはいるのだけれど。
そんなことでも思い出しながら兄妹でお茶したのかな。「お茶するのが好きなのも遺伝かね?」と夫。私も姉も、我が家の子どもたちも、お茶するのが好きである。
最寄り駅まで迎えにきてくれた姉からメッセージが入った。
「満たされた、良い顔をして帰って来ました。楽しくて、忙しくて、スマホを見る暇が無かったと聞いて驚いています。いつもスマホばっかり見てるのに!あまりに既読がつかないので、心配しましたが、そういうことだったのね!」
なんと!スマホに勝った1週間だったのか!
それって凄くない?!
「スマホに勝った!」と、アンチスマホ派の我が家の子どもたちは小躍りする。
でも、その気持ち、わかる。
若い世代の人にとって、スマホに勝るものがまだまだあるってことが、なんとなく嬉しい。まだまだ現実世界だって捨てたもんじゃないよね、なんて思うオバサンであった。
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