漫画みたいな毎日。「私は、素敵なポンコツだ。」
占い。
皆さんは、占いがお好きだろうか。
若い頃は、「占いによって、未来に起きることを知りたい」「占いによって何か変わるかもしれない」という、かなり依存的な考えを少なからず持っていた。でも、「占ってもらったら、なんとなく、満足。」で結果をすぐに忘てしまうので、過去の占いで言われたことを思い出すことができない。
そんな若かりし日を遥か遠くに、最近では、占いや鑑定といった事柄とのお付き合いの仕方が変わってきた。基本的に占いを気にしていないので、占いをTVや雑誌で見ることもない。
親しい友人が四柱推命鑑定士として仕事をしており、鑑定士としてスタートを切った時に、「練習として鑑定させてほしい」との申し出があって、私や家族の鑑定をしてもらったことがあった。彼女の鑑定は、占いの域を越え、人間理解だなぁと感心し、それによって、「自分の持っている要素」を知るという経験をした。
占いや鑑定というものは、誰かに依存するものではなく、「自分を知る」という、ひとつのきっかけなのかもしれない。自分の持っている要素を知った上で、どうするのか?を考える。その要素を知ったら、もっと力を注げる部分と、力を抜いてもよい部分の加減がわかる気がした。
そして、ある日、noteの「しいたけ.さん」の占いや記事に出逢った。
私は、天秤座だ。
天秤座といえば・・・「博愛主義」「誰にも肩入れしない」などと書かれていることが多く、それはそれで、素敵な表現だわ~と思いつつ、
「全く博愛主義ではない自分」
「好き嫌いが恐ろしくハッキリしている自分」
「みんなで一緒にという言葉が、心の底から苦手な自分」
一般的に天秤座を現している言葉が、自分の姿とはかけ離れている気がしてならない。
それなのに、何故か「みんなと仲良くできそうだよね、」と思われる事が多く、そう言われる事が多く、「え?出来ない、出来ない。みんな仲良くって、基本的に無理だと思ってる~。」と笑顔で返すと大変驚かれることも度々。
今でこそ、「みんなでなかよく」も一種の捉え方であると思えるが、「みんな」という概念に合わせ、自分の自由が守られないのであれば、ひとりでいることを選択するのは、全く苦ではない。
一般的なイメージの天秤座から遠い自分を認識していた私は、しいたけ.さんの言葉に心臓を撃ち抜かれた。
「天秤座は、社会的引きこもり」
「基本的に、得意分野以外は、ポンコツ」
「変な人に自分の自由を邪魔されないために、働き、結果をだす」
「私のことは、私が決める。」
コレ!私のことだ!!!!
自分が長年「天秤座に対するイメージ」に持っていた違和感が払拭された瞬間だった。
「天秤座」を理解してくれている人がいる。
当然、会ったこともなく、不特定多数の天秤座に向けてのことなのに、どうしてこうも惹きつけれられるのか。しいたけ.さんの占いを読んで思い浮かぶ言葉は、「どこかで見られている」。
きっと同じ様な感覚になる方が多いのでは。もちろん、そう感じない方もいるだろう。あくまで12に分けたに過ぎないのだから。そこに当てはまらないこともあるかもしれない。でも、しいたけ.さんの占いは、占いを越えていて、占いであって、占いではないのだと思う。
信じるとか信じないとか、そういった次元のことではないと思える。なんとうか、人間のことが書かれている、人間生態観察学みたいだなと思いながら、読ませていただいている。
とにかく、しいたけ.占いを読んで、ずっと私の目の前にかかっていた霧が一気に消え去った感覚になった。
「うわぁ!視界良好!スッキリ!このままどこまでも行けそうじゃない?」
そんな気持ちになった。単純かもしれない。
人は誰しも、単純な部分と複雑な部分で構成されている気がする。
自分のポンコツ具合は、自分が一番良く知っている。
しいたけ.さん曰く、天秤座は、自らに課した訓練によって社会生活を営んでいるらしいので、「あ、そうなんです!私、ポンコツなんです!訓練して色々出来るようになってるだけなんです!」という状態なのに、「なんでもできるもんね、」と、褒めてもらったり、羨望の眼差しみたいなものを向けていただくと、戸惑うことがある。
そんな風に思っていただいてありがたい、と思いつつも、「いや、だからね、私は基本、ポンコツなんだってば、」と心の中の私がつぶやいている。多分、自分が自分のダメさを知っているので、その差異に居心地が悪くなってしまうのだろう。
しいたけ.さんは天秤座を「素敵なポンコツ」と言ってくださっている。
素敵なポンコツって、ものすごくステキじゃないか!笑
好意的な気持ちで、良いイメージを持っていただくのはありがたいことだと思う。なるほど、そんな風に見られている、とらえられているのか、と客観的に分析するのも楽しい。
それでも、誰かが思い描くイメージに、自分が勝手に押しつぶされそうになったら、心のなかで、そのイメージにドロップキックを食らわせながら、こう叫ぶのだ。
「私は、基本的に、素敵なポンコツなんだよ~!」
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