砂川 誠

毎日のサッカーとの出会いを私の解釈で皆さんにお届けします。私の考えの根本には尊敬するヨハン・クライフの 「サッカーは美しくなければならない。美しいというのは攻撃的でテクニックに優れ、3、4点とゴールが生まれ、見て楽しいサッカーだ」という考えがあり、そこからサッカーを見ていきます。

砂川 誠

毎日のサッカーとの出会いを私の解釈で皆さんにお届けします。私の考えの根本には尊敬するヨハン・クライフの 「サッカーは美しくなければならない。美しいというのは攻撃的でテクニックに優れ、3、4点とゴールが生まれ、見て楽しいサッカーだ」という考えがあり、そこからサッカーを見ていきます。

最近の記事

リモート

Jリーグもリモートマッチになったり、自分が担当している財界さっぽろの取材もリモート取材になったり 選手たちがSNSやzoomを使い北海道のために動き、北海道の子供達の事を思い自分たちの経験を伝えてくれる。コロナの影響でいろいろな生活様式へと変化する中で、自分自身も変化に必死についていく共に、どんな事が出来るのかを考える。 サッカーから離れる発想はなかなか思いつかない。ピッチで選手達と一緒に素晴らしいサッカーを追求する楽しさより楽しい事は今のところ見つかっていないが、サッカ

    • Jリーグ再開  vs横浜F.C

      ようやくJリーグが戻ってきた。リモートゲームではあるが日本サッカーの頂点にあるJリーグを観れる日常は、やはり素晴らしい。 再開に向けてコンサドーレは千葉で合宿をはり、コロナリスクを軽減した中での再スタートとなった。 結果は2-1。再スタートを白星で飾り、順調なリスタートをきることに成功した。 2得点は共に素晴らしいコンビネーションからうまれ、札幌らしさを発揮できた瞬間だった。いつ、どんな相手でも今のコンサドーレは自分たちから相手を変化させ、決定期を創出する事ができる。そ

      • 個性をいかす

        育成という現場に携わらせてもらい、思う事。 指導者の中にあまりに減点法の中で子供達と接する人が多いとビックリする。 あれが出来ない、これが足りない、体の無理がきかない。 そりゃ子供だから。出来ない事もたくさん、足りない事もたくさん、体の無理なんてきくわけない。体の成長なんてみんな違う。 だから大人は、その子が出来ることをしっかり見つけ、その瞬間何をしようとしたのかを理解しなければいけない。 減点法ではなく、加点法で接するべきだと思う。それぞれのチームスタイルがあり、

        • 自分の頭の中を整理してみた

          現在ジュニアユース年代を指導する自分の頭の中を4局面を基本に整理してみた。 「プレーモデル」 プレーする喜び、楽しさ、悔しさがピッチから伝わる。 ボールは自分達のもの。 攻撃的メンタリティ>テクニック>状況把握>フィジカル要素 「プレー原則」 ・ 攻撃  ボール保持時間をできる限り長くする中で常にゴールを意識する。  全てのプレーで数的優位を作り出す。  サポートのクオリティ 近距離、幅、深さ、連動性、流動性。 ・ 攻撃から守備へのトランジション  

          美化されてしまう怖さ

          私は運良くプロ生活で20年という長いキャリアを過ごす事が出来た。細く長くではあったがたくさんの選手、監督、スタッフと出会い色々な経験を得た。現在、指導者という立場になり、現場に立つ時、頭に浮かぶのはJリーグの試合であり、毎日のトレーニングでの映像だ。選手達に声をかける時、経験から得た感覚的な事を含め声がけをする。指導者としての俯瞰した目線と、選手として得た局面で起こっているであろう選手の目線。その両方を持ち合わせていることは自分の付加価値ではあるとは思う。ただ、それだけの目線

          美化されてしまう怖さ

          長いキャンプから

          タイ、沖縄、熊本と長いキャンプを終えtopチームが帰札した。熊本キャンプ中は新コロナウイルスの影響で1週間延長された。 3日間のオフをはさみ、3/15から宮の沢白い恋人サッカー場で練習を再開。 この日はチームの立ち上げのトレーニング。大塚フィジカルコーチによる、体幹トレーニング、ロンド、ランニング、戦術的要素の入った6対3+2ターゲット、ポゼッションとくさびからの早いサポートを意識したトレーニングで有酸素機能を上げていた。 3/16、upのアジリティで体に刺激を与え、い

          長いキャンプから

          トレーニング紹介

          たくさんは撮れていませんが、タイのチャナティップ スポーツ クラブで行われていたトレーニングをご興味ある方はご覧下さい。10歳、9歳を中心としたカテゴリーの基本トレーニングの映像です。 子供達に指導しているのも、ゲーム中盛り上げてるのもチャナパパです。

          トレーニング紹介

          大変な時期…

          住まいの札幌の体感ですと、今回の新コロナウィルスは今までにない苦労と不安を感じます。 軽率に発言をする事は控えますが、自分自身の予防対策と明るく過ごす事を心がけて、終息してくれる事を祈るばかりです。 こんな状況ですが、やはりサッカーからは親子で離れられず、自宅の中や駐車場、雪の溶けた道路を探してボールを触っています。 初めて動画を作ってみました。 早くみんなが集まりボールが蹴れる事を祈りつつ…。

          大変な時期…

          マンチェスターダービー

          クライフ、ペップと受け継がれるボール主義、相手をも支配するサッカーに魅せられる自分にとっては納得のいかない結果となってしまった。 シティ-ユナイテッド、アクション-リアクション、ロマン-リアリズム、いろんな例えが出来るビッグマッチだったが、自分としては残念な結果となった。勝利が義務づけられる両チームのアプローチは異なったものだった。サッカーというゲームを勝利に導くためにはいろいろな方法論がある。 常に自分達がボールを握り、その上で相手を上回る思想を持つ、ペップ、シティを常

          マンチェスターダービー

          対談 伊藤壇さん

          「財界さっぽろ コンサの深層」のゲストにサッカー選手としてアジア各国を渡り歩いた伊藤壇さんが来てくれました。 現役を引退し、コンサドーレに所属して、提携高校のクラーク記念国際高校のサッカー部監督に就任されました。 一からサッカー部を作る大変さと熱意を語って頂きましたが、壇さんが経験されてきた事は誰にもマネできない事ばかり。 今後もっとアジアと競争、共存されるサッカー界において、スペシャルな存在になるだろう壇さんがコンサドーレの指導者仲間として身近な場所へ来てくれた事はと

          対談 伊藤壇さん

          【戦評】2020Jリーグ開幕戦 2020.2.22 柏 対 札幌

          先週ルヴァン杯が開幕したが、いよいよリーグ戦の開幕。対戦相手は昨年J2で優勝し、昇格した柏。実績、経験が豊富なネルシーニョ監督が率いる。 札幌はルヴァン杯開幕から、ミンテを中央のCB、宮澤をボランチに、右のワイドを白井に変更。ミンテの起用は対オルンガ対策、宮澤のボランチはビルドアップでの修正もあると考えられる。 前半、ゲーム開始から札幌は良い入り方が出来ていた。ボールを動かし、ピッチを広く使い菅、白井の両ワイドが高い位置でプレー。中央に人を集めてからサイドへ展開し、チャン

          【戦評】2020Jリーグ開幕戦 2020.2.22 柏 対 札幌

          チャナティップ・スポーツ・クラブ訪問

          1月ご縁がありチャナティップ・スポーツ・クラブに訪問する機会を頂きました。 このクラブを主催し、実際に子供達を指導するチャナティップのお父さんのコンポブさんともいろいろな話をする事が出来ました。 対談の様子は今月号の財界さっぽろ「コンサの深層」でご覧頂けます。ぜひご覧下さい。 数日間このクラブに通わせて頂いて感じた事は、個人のボールテクニック、運動動作を基本にしている事。チャナが幼少の頃、「サッカーはお父さんに教わっていた」と聞いた事を思い出し、ここでのトレーニングと現

          チャナティップ・スポーツ・クラブ訪問

          【戦評】2020.02.15 札幌 vs 鳥栖

          ルヴァン杯予選 2020シーズンが開幕した。昨シーズン惜しくもタイトルを逃したルヴァン杯。タイトル獲得を目前にした選手はもちろん、サポーターも今年にかける思いは強い。コンサドーレは昨シーズンからほとんど登録メンバーが変わらない、新戦力より戦術の浸透を優先させた。チームの成熟がどこまで進むか楽しみだ。 注目のシーズン開幕戦、スターティングメンバーはGKはソンユン。3CBは左から福森、宮澤、進藤、左のワイドに菅、右ワイドに檀崎、ボランチに荒野、新加入の高嶺、シャドーにチャナテ

          【戦評】2020.02.15 札幌 vs 鳥栖