マンチェスターダービー
クライフ、ペップと受け継がれるボール主義、相手をも支配するサッカーに魅せられる自分にとっては納得のいかない結果となってしまった。
シティ-ユナイテッド、アクション-リアクション、ロマン-リアリズム、いろんな例えが出来るビッグマッチだったが、自分としては残念な結果となった。勝利が義務づけられる両チームのアプローチは異なったものだった。サッカーというゲームを勝利に導くためにはいろいろな方法論がある。
常に自分達がボールを握り、その上で相手を上回る思想を持つ、ペップ、シティを常に参考にしている。
趣味志向だと思う。プロの世界、世界でno1のリーグと言っていいプレミアリーグで生き残るには結果が大きな要素だ。サッカーにいろいろな見方があるのは承知で、自分はペップのアプローチを好む。
斬新なアイデアでサッカーを進化させるペップがサッカー界に与える影響力は凄まじい。(遠い日本でこれだけ影響される自分がいる)
そのサッカーを上回るための戦術、選手の組み合わせが日々行われる。そしてそれを上回るアイデア、戦術、テクニックを見せてくれる。
ユナイテッドもアグレッシブな試合展開を見せ、シティのビルドアップを高い位置からプレッシングにより制限しようとした。奪ったボールは今冬加入したブルーノ・フェルナンデスを経由すると、予想を上回る攻撃へと繋げた。フィジカル(走力やデュエル)の強さの中にブルーノ・フェルナンデスが入る事によりユナイテッドは決して守るだけにならず、攻撃的な姿勢を示せたのではないか。
それでもやはりシティに勝利してほしかった。ジンチェンコが見せる偽サイドバックやB・シウバ、ロドリ、ギュンドアンが変化を作りだす中盤、アグエロ、スターリング、フォーデン、ジェズス、マフレズが生み出す個人のテクニックと発想、コンビネーションはサッカーの醍醐味が詰まっていた。
いろいろな見方をするサッカーマンと語りあえば、いつまでも語れるゲーム。
リバプールがほぼ優勝を決めた中で、お互いがプライドを出し合った素晴らしい試合だったと思う。
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